『リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド』感想・1
宙組バウホール公演『リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド』を観てきました。
タイトルなっが!!!!
9月10日(火)14時半の公演を観ました。
●私とは別日に観劇した姉から「経済的な蘭陵王」との感想が届いており、なんじゃそりゃと思いながら観たわけですが、ほんとに「経済的な蘭陵王」でした。
えっ、なんでそこで男同士でイチャイチャしてるん?という部分ではなく、油断させといてこれかい!!みたいなところが。
のほほーんとアホみたいなところ(失礼?)から始まって、着地点はめっちゃエグいというね。
1幕を見終わった段階では、まさか2幕がサスペンス展開になるとは思わなかった。
ああ、怖かった。
●グレイブス家の人たち(リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンドに住んでる。こってぃや夢白さんも含む)や使用人たちは基本的にのほほんとしている。
お父さんのまりんさんはエジプトコスみたいだし、お母さんのあおいちゃんはマリー・アントワネットだ。『王家~』とベルばらの両取りみたいだよ。
使用人たちだっていったいいつのどこの時代だと思うようなコスチュームで出てくる。
なんかおとぎ話みたいだな……と思ってたら、いきなり色の違う舞台が始まる。
そう、ダイヤモンドには牢獄があって、秘密を洩らされないよう撃墜された飛行士たちがとらわれていたのだ。
ダイヤモンドでキラキラふわふわしてたところに、土色の舞台がぶち込まれる。
この違和感、このなじまなさが、観客である私に不安を与える。
この不穏さが、とっても「経済的な蘭陵王」なのだった。
●ちなみに中堅~下級生がややモブ祭りな中では、この飛行士たちはちょっとした役である。
飛行士たちのなかで中心的な存在である、隊長・ニール。
なにこのおっさんぶり!!と叫びたくなるほど、渋く、うまいおっさんなのだった。
そうか、きみが名前だけは知っていたりっつか……。99期、納得。
なんか99期生って全体に渋いよね。
りっつみたいな人が星の99期生にもいたような気がする。
そしてわんた。(こちらも99期生)
わんたは元々顔が好きなので昔から見ているのではあるが(タレ目とでかい口に私は弱い)、今回のキレ方が素晴らしかった。
いやー、狂気入ってたわ。
エドウィンさん、最終的には脱出じゃなくて復讐だもんね。
キレてイっちゃってるわんたさんは、とってもだいもんに似ていたのだった。
やばい、好きだ。まさかここで似てくるとは思わなかった。
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