『婆娑羅の玄孫』を見たんだ・1

『婆娑羅(ばさら)の玄孫(やしゃご)』

専科の轟さん主演作、星組シアター・ドラマシティ公演『婆娑羅(ばさら)の玄孫(やしゃご)』をライブ配信で見ました。

7月14日(水)16:00~の配信だったので、勤め人にはなかなか大変な時間帯です。
せめて24時間くらい見逃し配信があればなぁ……。
(ライブ配信をやってもらえるだけで充分ありがたいんだけど!)

さて『婆娑羅の玄孫』は昔ながらのテレビ時代劇シリーズの趣のある作品で、1時間のドラマ2本立てという感じでした。
『暴れん坊将軍』とかさ、『水戸黄門』『桃太郎侍』とか『鬼平犯科帳』『遠山の金さん』その他もろもろ、小さいころにたくさん見たなぁ……。
まぁそんな感じの話です。

2本立ての江戸時代劇に、轟さんの退団を絡めて植爺らしい感傷たっぷりの餞別をこれでもかと交えています。
表のヒロインははるこちゃん。
裏のヒロインは汝鳥さん。
ポジション的に2番手はぴーすけだと思うけど、芝居ではきわみくんのほうが美味しかったかも。
(ぴーすけは1幕と2幕で別人の役、きわみくんは通し役)
子役大量。
子役の中で役柄が大きいのはるりはなと紘希くん。

轟さんは「婆娑羅(=佐々木道誉)の玄孫」ながら市井に暮らす細石蔵之介という男の役。
よろず相談請負に、寺子屋の先生をして生きています。
佐々木姓も名乗れず「父から捨てられた」との思いも抱いている様子。

市井での名は、細石蔵之介……さざれいしくらのすけ、なので町人からは「イシ先生」「イシさん」呼びです。
イシさん=細石蔵之介と、かれを演じる轟さんが皆からたいへんに愛され、尊敬され、惜しまれつつ去っていく……というのを植田歌舞伎の調子に乗せて、これでもかこれでもかこれでもかと語られます。

イシさんの褒めちぎりっぷりには、ぶっちゃけくどいわ!と思います。
どんなにいい人でもそこまでみんなが「あの方は素晴らしい」「あの人はいい人だ」「あんなにいい人はいない」と口をきわめて話すことなんてないやろ……とリアリティが欠如してないかと苦笑します。
(いや、私の回りにそこまで褒めちぎられる人がいないだけかもしれんが)

でも轟さんの最後の公演だし(DSはあるけど)。
これも植爺の愛なのでしょう。

市井の「婆娑羅の玄孫」らしい浪人姿もかっこよかったけれど、武士として迎え入れられる際の整った姿の美しさはやはり際立ちます。
つっこみどころはありますが、永年の功績にふさわしい、ご卒業のいい餞となる作品でした。

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