灼熱の太陽のせいで脳は沸いていた

8月ですよ。
世の学生さんたちはきっと夏休み中なのねぇ…、と思いつつとうとつに始まる昔話。

若さゆえの過ちっつーか、痛さ全開というか、ぶっちゃけ厨2病患ってたのか? 的な話です。
でも結果的にはけっこうすごいかもしんない。

ヅカとはいっさい絡まないです。
あと自慢話注意
おヒマな方はどうぞ。


高校生のときの話。

そのころ尾●南のマンガが流行っていて、私の周囲もその例に洩れなかった。
共学校だというのにふつうに教室内を飛び交っていた。男子に読ませる女子までいる始末…自重しろみんな。(持ち込んだのは私だが)

さて夏休みに多量に出される課題の中に「文芸創作」もあった。
小説・詩・俳句・短歌のどれかを選んで出せ、というよくあるやつ。

その中で私は詩を選び超ノリノリで書いた。
暑さで脳が溶けるなか図書館に通い、辞書をひきまくって「ムダに力はいってんなコレ!」と思えるものを作った。
それなりに凝った構成と、難解な語彙を駆使した作品。用語選択も自分なりに緻密におこなった(途中で力尽きたが)。
問題は――その詩が尾●南作品テイストが入っていたということ。

ネタ作品なので「先生をびびらせられればいーや」と思って提出したんだが、校内3位になってしまった。
通っていた高校は1学年500人弱。全員が詩を出したわけではないにしろけっこうな成績である。

県大会に出すから手直ししろ、と命じられてちょこちょこいじって提出。
2学期末テストのころに担任が書類をくれた。そこには「授賞式やるから東京まで来い」的なことが書かれていた。
なんか知らんが、いつのまにか全国大会に出されてあまつさえ優秀賞に選ばれてしまった。しかも実質全国2位で。

冬の東京へいそいそと出かけ授賞式に参列しましたよ。
授賞式のあとに講評を受ける場が設けられた。
部門ごとに集まり、各人、自己紹介とその詩を作った経緯を述べ、選者であった国語の先生から直接指導を受ける。

「尾●南から影響を受けました! 作品はネタだったんです」とはさすがに言えないので、さしさわりのないことをもっともらしく語る。
それなのに――、

「○○さんって、もしかしてマンガ読んでない? あの…、サッカー少年とミュージシャンの友情というか……」

バ レ て ま し た 。

こうなるとはじめに取り繕ったぶんだけマヌケさ倍増である。

実際、タイトルからして「そういう作品」ではあったんだ。
読む人が読んだらわかるだろうなぁ(笑) と思いながら書いてたんだけど、まさかこんな場で先生から言われるとは思ってなかっただけで。
ていうか、入賞すること自体想定外だったし。

その場にいた半数以上(もともと女子が大半)が吹き出したり腹をかかえたり足踏みしたりと尋常ならぬ反応を見せていたことに、「やはりこういう場はオタクが多いのだな…」と妙に納得した。
そして知らない者同士が「ちょっとやだ、もう」「え、なになに」「あのね…」とこそこそ話し合っていて、妙に場の温度が上がった瞬間だった。
うん、すごいなホモマンガの力(笑)。

暑さで脳が沸いていて、怖いもの知らずの10代だったからこそできた暴挙とその結末のおはなし。

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