『文藝春秋』6月号と「一部報道について」

宝塚一般

かなり時間が経ってしまいましたが、先週、下記のようなニュースが宝塚公式サイトに掲載されました。

一部報道について
2023.05.11

この度、一部雑誌において、元宝塚歌劇団演出家の手記が掲載されました。
これまで、弊団としては、ハラスメント事案に真摯かつ適切に対処するとともに、ハラスメントを受けた方の心情に寄り添って対応してまいりました。
なお、元宝塚歌劇団演出家の主張に関しては、現在、係争中のため、コメントは差し控えさせていただきますが、今後の訴訟手続きの中で適切に対処してまいります。

2023年5月11日

宝塚歌劇団

宝塚歌劇公式サイト

状況を知らない人にはなんのこっちゃ?な書き方ですが、月刊誌の『文藝春秋』2023年6月号とWEB上にある「文春オンライン」の記事を受けてのことでしょう。

『文藝春秋』2023年6月号には、昨年末に宝塚歌劇団を退団した元演出家・原田諒氏の「宝塚「性加害」の真相」と題した記事が20ページ近くにわたって掲載されています。
また、「文春オンライン」には「宝塚「性加害」報道の演出家が歌劇団を提訴した」との無料記事が出ました。

劇団のニュースからは「絶対に”文春”の文字を出したくない」という意志を感じます。
なんだろう、劇団と文春を紐づけたくない、ネット上にそういうソースを残したくないって感じでしょうか。

宝塚「性加害」報道の演出家が歌劇団を提訴した | 文春オンライン

昨年12月26日に宝塚歌劇団を退団した脚本家・演出家の原田諒氏。5月10日発売号の月刊「文藝春秋」に手記を寄稿し、退団に至る顛末と歌劇団に復籍を求め提訴したことを明らかにした。  原田氏は2003年に宝塚歌劇団に入団。10年に演出家デビューし、『ロバート・キャパ 魂の記録』(12年)、『For the people-リンカーン …

宝塚「性加害」の真相 | 文藝春秋 電子版

私は昨年12月「性加害に及んだ演出家」と報道された。だが、内情は大きく異なり、歌劇団は私の退職までの真相を隠蔽している。人権問題さえをも孕む一連の問題を詳らかにする  阪急電車を降りると、鈍色の空が重くのしかかってきた。 …

『文藝春秋』本誌と「文春オンライン」の記事を読んで、昨年末に思ったのとはだいぶ違うな……と感じました。

原田氏から生徒へのパワハラの有無については生徒側からの声明もないのでここでは措いておきます。
――ていうか生徒からの声明を出されても困りますが。もしパワハラを受けていたところで、立場上、言明できないでしょうし。スミレコードうんぬん言われることもあるでしょうし。

演出助手氏へのセクハラについては、概ね、原田氏の主張のほうが正しそうだなぁという印象を受けました。

というのも、「文春オンライン」にある演出助手氏とのLINE画像が……。

演出助手氏のほうからめちゃくちゃ寄ってきてるというか。
こういう感じの若い男子いるよなぁ、って。
体育会系的というかホモソのノリも感じる。

送り迎えその他も原田氏が命じたのではなく、受賞歴も豊富で劇団内外に顔がききそうな原田氏に気に入られようと演出助手氏から申し出てたように見える。

演出助手氏が『蒼穹の昴』の舞台稽古を自主的に見学するのはまぁいいとして、だ。
『蒼穹の昴』の演出助手になりたいと何度も頼み込んだり、本来割り当てられた仕事を実質放棄しているのは、本当だとしたらいただけない。
意欲があるといえば聞こえがいいが、仕事のより好みは会社では困る。
まして演出助手氏は当時まだ試用期間中で、劇団の仕事の振り方(『蒼穹の昴』の演出助手にはしなかったこと)にもちゃんと意味があったのだから。

で、原田氏の手記を読むかぎりでは、憧れの宝塚に入団したものの激務に耐えかねた演出助手氏が、「辛いから辞めたい」とはいえずに、原田氏のセクシャリティ(がどうかは本来関係ないのだけれど)に退団の理由をことよせたのではないかと。
そんな風に受け取れました。

これも原田氏の手記が本当だとしての話ですが、演出助手氏の母君が怖い。
要求がどんどんエスカレートしていく。
際限がない。
追い詰めて追い詰めて追い詰めて、欲望の底なし沼のよう。
彼女の本当の望みはなんなのだろう。自分の権勢の誇示か?
でもこういう人いるよなぁ……。

原田氏の言い分だけを取り合うわけにはいかないけど、ホラーだわ。

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宝塚一般

Posted by ゆきたろ