舞台「『刀剣乱舞』禺伝矛盾源氏物語」Blu-ray買いました

2023-06-232023-06-24OG

カイちゃんたちが出ている舞台「『刀剣乱舞』禺伝矛盾源氏物語」のBlu-rayを買ってしまいましたよ……。

「『刀剣乱舞』禺伝矛盾源氏物語」は、GWにテレビでやっててめちゃくちゃ面白かったので買っちゃったんですよね。
公式にお金を落とせて満足。

Blu－rayは2枚組。
1枚はふつうにカメラがスイッチングするやつ。
もう1枚はテレビでやってたのと同じ、舞台を定点カメラで撮ってるものだと思う……まだ見てないけど。

定点カメラでの放送とは違い、ちゃんとカメラが切り替わるバージョンを見たんですが、やっぱりめちゃくちゃ面白いです。買ってよかった。

私は2.5次元系の舞台ってあまり観てなくて（というか、宝塚以外をあまり観てない）、そりゃ作品も出演者もピンキリなんだろうと思いますが、この作品を見てなんか「ごめん、ナメてた！！！」と謝りたくなりましたよね。
2.5ってもっとぽわーんとした、キャラクターがかっこよければいいや、くらいの感じのものかもと思ってた。
そしたらすっごい世界観の物を出してこられたんで、鈍器で頭をぶん殴られたような衝撃だった。

物語が骨太。
2回見ても理解しきれていない部分はあるにせよ、脚本も演出もすごい、圧倒される。
ゲームはやってないものの、男性が演じてた映画版は一度見たことがあるから『刀剣乱舞』が完全にわからないわけではない。
『刀剣乱舞』という物語設定に、どのくらいの裁量で演出家の末満氏が『源氏物語』や『源氏供養』を入れ込んだのかわからないけれど、とにかくやべーな！！と頭悪い感想しか出てこないくらいには圧倒された。

いやぁ、脳みそがシェイクされる快感があるのよ。
『源氏物語』をそうとらえる見方があったか！！とわくわくする。

演出もとても素敵で、大きな布を舞台奥から投げかける舞台転換がとにかくかっこいい。
これ、宝塚に輸入できないかなぁとか、つい考えてしまったわ。

歌詞も、元ネタがあるものとはいえ、こんなに上手く使えるとは。
ただ、宝塚OGにソロで歌うところはないのだった……。歌よりもダンサーな面子が多いからうまくできている。

ちゃんとしたアングル切り替えで楽しいのは、やっぱり演者の表情がきちんと見えること。
オスカルみたいなあやなちゃんがちゃんとジジイらしくニヒルな笑い方をしてるのが特に好き。ほんと芝居が上手くていらっしゃる。宝塚OGの中では最下級生なのにちゃんと爺さん。

なぎしょの血の気が多い男子っぽさも素晴らしい。
鋭く、鈍く、重く、暗く、熱い。
光源氏になったのに、元のキャラが生きてる優美じゃなさが最高だった。

カイちゃんはほんとタラシでいらっしゃる。
2.5方面へ、OGの道を広く開いた立役者。
光源氏になるところも柔和さが生きている。

外部の舞台だから本物の子どもが出てくるんだよね。見慣れないからびっくりした。
むやみに膝折とかしなくてもちゃんと子どもっっ。
可愛い。

殺陣もかっこよくて、女性だけでよくこんなスピーディーに……。

そして最後は宝塚みたいなパレード。
ちゃんと出てくるのも序列っぽく、さすが最後はカイちゃんなんだな。

こういう方面への宝塚OGの進出にはカイちゃんの力が大きかったはずで。いやもうなんか、お見事と申し上げます。

あ、オマケの稽古場映像が長い！！嬉しい！！
しょっちゅうお誕生日イベントやってる（笑）。
バースデーの方がケーキ持ってて楽しそう。