ありちゃん主演の星組シアター・ドラマシティ公演『夜明けの光芒』のライブ配信を見ました。
6月8日(土)16時から、旅先でも配信を見ているという(笑)。
ざっくりとした感想を残しておきます。
・作品タイトルを『大いなる遺産』から『夜明けの光芒』に変更したのは主演・ありちゃんのもつ「光」にフォーカスしたものだと思う。
個人的には元の『大いなる遺産』のほうがしっくりくるけれども。
と書いた後でプログラムを読んだらやっぱりありちゃんの光が云々書いてあった。
そして演出はスズキケイ。
この人、ほんと「光」好きだな!
(『逆転裁判2』のときせーこちゃん演じるヒロインの名前がルーチェで光を意味する名前が素敵だ云々言ってたのよ。ほかにもなんかあった覚えが……)
・今回のヒロイン・エステラはるりはな。
小顔で上手いですなぁぁぁぁ。
どちらかというと小柄なのにドレスの着映えもする。深紅のドレス姿は最高でした。
ミス・ハヴィシャムの復讐のために高慢な美女に育てられ、でも奥底にある精神は……という複雑さも演技力で見せる。
歌唱力も高い。
星組も実力ある路線娘役さんが多くて素晴らしい。
ここで東上付のヒロインを取れたことで、今後を期待してしまう。
・七星さんはいい役をもらいましたね。
莫大な財産を持つミステリアスな女性のミス・ハヴィシャム役。
血の気がないほどに顔を白くし、人間らしい感情を喪った女性を表現していました。
99期生、同期がほのかちゃんなこともあってか、これまで役付きはあまり良くなかった印象の娘役さん。
どうしても「お母さん」系のポジになりがちで(それはそれで大事な役なんだけど)、今回の好演を機に飛躍していくかしら。
・義兄ジョー・ガージャリー(みきちぐ)の年齢がわからないが、心のあたたまる演技。
設定上はありちゃんピップとそれほど離れてないだろうな……。
主人公その他、登場人物がけっこうアレな性格揃いなので、救いのようなお人でしたよ。
一時はピップに邪険にされ身を引くものの、ピップの窮地には財産をなげうって助ける。
正直、いい人すぎんかとつっこみたくなるほどではあるんだけど、ピップの「光」のためにそうしたのでしょう。
ミランダカー演じるビディと結婚したのは本気でびっくりした。
どうしても「組長」だし79期と104期の25学年差はびっくりするもんよ。親子じゃん。
お金持ちの男性が若い妻をめとる、みたいな話もないので。
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