『柳生忍法帖』感想・2

星組公演感想,星組

10月17日(日)11時公演と15:30公演にダブル観劇して、ムラ楽を配信で見た星組大劇場公演『柳生忍法帖』について。

・冒頭の数え歌「ひとつとや……」のひっとんの歌声がきれい。
超ダンサーできれいでスタイル良くてお芝居もよくて歌まで上手いとかすごいトップ娘役さんや。

ゆらは銅伯の言いなりになってたころの魔性ぶりもよかったけど、柳生十兵衛に惚れての可愛さもよかった。
あの急展開としか言いようのない翻意ぶりは初見ではびっくりした。

十兵衛が「女たちを見捨ててなんの武士道」というあたりのなこちゃんゆらの表情の良さが、ムラ楽の配信ではよくわかりました。
十兵衛のセリフに心が動き、惹かれるのがよくわかる。
ライブで見るべき箇所を絞ってるがゆえのわかりやすさでした。

でもゆらもあっさり……だよね。
人死にの多いお話である。

せおっち漆戸虹七郎との過去も気になるというか、切ないよね。
ゆらはちゃんと想っていただろうに……。

あと、愛ちゃん(銅伯・天海)の声と合わせられるひっとん、めっちゃすごいなと思いました。

・愛ちゃんは人外とか妖怪とかが似合うので、今回の106才銅伯様(タカラヅカの歴史と同じくらいは生きてるってことか)も素敵だった。
ドクロの衣装とかロックだな~~~~。
ほんと人外系のぶっとんだビジュアルが最高に美しくかっこよかった。

だけど、若い日の黒髪のころの場面があったり、まさかの2役で大僧正様も演じたりと「こういう愛ちゃんも最後に観といて!」とサービスされている気分だった。

ちゃんと身内の死を悼む若き日の銅伯様、凛々しい美しさ、いい主君ぶり。
黒いけど白い。

・声色はいつもより渋め、低い声でしゃべって歌って殺陣やっての琴ちゃん。
ふつうはノドやられますって。

しかも隻眼設定で眼帯つき、高いブーツ。
場面によっては盲目設定。

体幹の強さとかフル活用しててすごい。
なんなの、中の人は忍者なのかこっちゃん。

あんなに強くて堂々と女たちを率いるのに、お父さん(柳生宗矩=朝水パイセン)に会うとこそこそ隠れるのが可愛い。
少年マンガ的というか、昔ながらの時代劇っぽさというかなベタさがいい。
笑いどころを作って、気持ちを軽くしてくれるんだよね。

・朝水パイセン父上の美しさは目の毒、いや、命の薬でありました。ありがたや。
こっちゃん十兵衛が逃げ隠れする厳しさも感じる。いい存在感を出してます。

・天飛くんの多聞坊。おいしい役どころでした。

しかしだな、この手の声のでかい少年役何回めだ!上手いけど。
本公演でも大人の役が見たいよおおおおおと贅沢な悩みが出てしまう。

やる人がやれば多聞坊は「前髪の惣三郎」みたいに前髪切らないのはお小姓的なアレでしょ?って勝手に勘繰ってくれそうなのに、坊主になるといろいろ遊べなくなるからヤダくらいしか思ってなさそうなのがものすごく天飛くんであった。
元気で耽美じゃないからだな。

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