ウエクミ、始動
今年3月末をもって宝塚歌劇団を辞したとニュースになった演出家、ウエクミこと上田久美子氏。
先日、読売新聞にインタビューが出ていたので読んできました。
4月16日（土）付けです。
内容としては宝塚の退団理由や今後の予定などについて書かれていました。
・退団の主たる理由は自分の本当にやりたいことをやるべきではないかとの思いが数年前から強くなったから
・文化庁の研修留学制度を利用してフランスに1年間留学予定
・劇団に在籍したまま留学する手もあるのにそうしないのは「背水の陣。一回、収入を絶たないと本気にはなれない性格」ゆえ
そうか……。
たぶん、ウエクミが志向する「やりたいこと」の方向は『FLYING SAPA』などで、宝塚最後の作品となった『桜嵐記』はあえての宝塚らしい締めくくりだったのでしょう。
このインタビューの一問一答は後日読売新聞オンラインに掲載されるそう。めっちゃ楽しみに待つ。
留学前には書き下ろしの朗読劇『バイオーム』も上演されます。
メンバーが豪華っっ！！
お花様に成河にターコさんに。ほかの方々ももちろん有名どころ。
梅芸主宰なのに梅田ではやんないの！？ ブリリアだけ？？？？
この朗読劇の台本は、宝塚での作劇法とは変えて即興的に作ったものだとか。
あらすじなどを読むにやはりなかなかに手ごわそう……。
見たところで私にわかるかどうか。
しかし「わからない」ということも演劇体験のひとつ。
「わからない」がわからないまま澱のように溜まって、それがあるとき芽を吹いたり、なにかの形をとって流れ出ることもある。
というわけで、とても気になるウエクミの初外部作品です。
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