れいこちゃんサヨナラショー・4

5月12日にあった『Eternal Voice 消え残る想い』大劇場千秋楽の覚え書き。
れいこちゃんや海ちゃんたちの卒業です。

サヨナラショーのあとの流れは通常のトップスターの退団公演どおり。
同時退団者の来歴や舞台の思い出を組長が代読、下級生から順に大階段降りして組子と同期生からお花渡し、退団者のご挨拶、トップスターご挨拶、何度かのカテコ、そして緞帳前です。

組長さん代読の退団者の言葉だったと思うんですが、せんりちゃんが音符も読めないまま音楽学校に入ってただと…?
でも歌上手い人でそういう人ってときどきいるよなぁ。ハマコ先生とか。
(逆に音符が読めてピアノが超絶技巧でも歌は……という方もいらっしゃる、過去も現在も)

せんりちゃんへの同期のお花は星組のありちゃんからでした。ありちゃん、月組出身だもんね。
この公演で退団する彩音氏(ありちゃんの熱烈なファン)もさぞ嬉しかったことでしょう。
せんりちゃんは声色もはっきりと、すごく凛々しいご挨拶でした。

同期生からのお花を渡すとき、月組は在団する同期生がわらわら集まるのが見てる側にも幸せ。

海ちゃんへのお花渡しは組からはさち花、同期からはヤス。
さち花とは月組の娘役魂のつながりを感じるし、「ヤスの女」を自認していた海ちゃんにヤスがお花渡しというのもいいですよね。

海ちゃんたち97期生は大幅な入試改革が行われたために同期生が少ない。早期退団者の多い期です。
精神的にも大変だったのではないかと思うのですが、そんな中で花開かせてくれました。
トップ娘役就任は遅かったけれど、そのぶん多くの役を観られましたしね。

トップスターのれいこちゃんは黒燕尾で階段降り。
卒業は黒紋付きに緑の袴の生徒たちの中、(基本的には)男役トップスターにのみ許された服装です。
お花渡しは組からはちなつ。なにか話してましたね。気になる。

れいこちゃんへの同期のお花は星組トップのこっちやん。黒スーツのインナーは眩しい月組カラーの黄色のシャツ。
そうか、星組1・2がこの日大劇場の袖に集まってたんだな。なんて豪華。

すみれの花咲く頃で退団者銀橋。
れいこちゃんの真っ赤な薔薇も海ちゃんのピンクのブーケもとても似合ってるわ。

トップコンビ揃っての緞帳前では、至極おだやかに話をして。
いったん先にハケた海ちゃんをれいこちゃんがチョイチョイと呼び戻して揃って礼をして。
海ちゃんが先にハケたのはうっかりしたのかと思いましたが、もしかしたられいこちゃんを立てようとしたのかもしれない。
でも今回のサヨナラショーを見る限り、れいこちゃんは「トップコンビ」であることを大切にしていた。

そろって客席にお辞儀をした2人の美しかったこと。

東京でも良いコンビぶりを見せてくれますように。


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