月組ロミジュリ東京新公を見たんだ

月組東京宝塚劇場公演『ロミオとジュリエット』新人公演を配信で見ました。
主役・ロミオがたまちゃん、ヒロイン・ジュリエットがゆうみちゃんのやつです。

・ムラの新公は現地で観たのですが、あのときも感じたとおりちなつの死は絶品ですね。
体格は本役のたまちゃんと大差ないと思うけど、ちなつ自身が強く持つ「陰」の色気が役にとても合ってる。耽美さが凄い。
そして表現力が素晴らしい。
手の動き、表情のつけ方など、ちゃんと観客を誘導するように動いていて、「死」の手の内に我らもいるかのようだった。
まさに「ここはヴェローナ」だ。
ちなつの「死」に誘われて物語に入り込んでいく。

ロミジュリ新公って愛と死のセリ上がりから仮面舞踏会スタートまでがほぼ説明(声:神父)によるダイジェストだから、死って本公演以上に大きな役割を担ってると感じました。

・主演・たまちゃんのロミオは清新です。
まっすぐでさわやかで、誰もに愛されるだろうロミオ。
持ち味的に死の影は濃くないけれど、でも「若者には死がつきものだ」と言いたくなる青春の秘めた儚さを感じる。

とにかくさわやか、好青年。
ビジュアル的には、今の花のほってぃーを思い出しました。

・新公初ヒロインだったゆうみちゃんのジュリエットは、やはり声が良い、芝居がうまい。
顔自体はザ・ヒロインな感じではないのに、声や仕草で真ん中にふさわしい存在感を出してくる。
本当にヒロイン属性のある娘役さんだったなぁ。

ムラ新公よりもガツガツ感は抑えめで、正統派のヒロインらしさがありました。

・ベンヴォーリオのまゆぽん。
ムラ新公の課題は「若さ」だと思ったんだけど(なんせ本公演で大公やってたから)、東京新公では(記憶にあるムラ新公より)若くなってた気がする。
「どうやって伝えよう」の絶唱も、若さゆえの生真面目さ、責任感として感じられました。
かれの伝達が悲劇につながっていくのが切ない。

まゆぽんといえば歌、というわけで、やはり歌が見事でした。
最後に両家が和解するところも、まゆぽんに率いられた合唱に、ヴェローナとしても当時の月組新人たちとしても頼もしさを感じました。

・みくのキャピュレット夫人(ジュリエット母)もまた絶品。
色気と気魄に、演技力と歌唱力。
大好きな娘役さんだったわ。

・はーちゃん乳母はコミカルでキュート。
ふんわりした雰囲気が母性を感じさせ、いっしょにいて楽しそうな乳母だ。
ロミオを探しにきた場面でもモンタギューの女子たちとも仲良さげです。

はー・あーさ・まゆぽん・みれいの95期「キレイは汚い」の銀橋はめちゃくちゃ可愛い。

・あーさマーキューシオ、今さらながら顔がいい。
ほんと顔がいい。
チャラチャラしてて明るく可愛いマーキューシオで、キャピュレット側にいたら女の子ホイホイだろうなぁ。
モンタギュー側だからまだ健全さが残ってて、女を食い散らかす雰囲気は薄いけど。

ムラで観たときの記憶より、東京新公は狂気は控えめ。
死に際に「ジュリエットを愛しぬけ、全身全霊で」とロミオに呼びかけるところをゴールに作ったのかな。
私的にはもうちょっと「狂犬」のほうが好きだ。

ちょっと落ち着いた感じで、人が好さそうで心配性そうなマーキューシオでした。

・ゆうきティボルトは「等身大の青年」のイメージ。
「初めて女を知ったのは15のとき」からあまり間がなさそう、女もさほど抱いてなさそう。

ティボルトはジュリエットの兄のようなポジ(をキャピュレット家から求められている)だけにロミオ達より年長のイメージだったんだけど、ゆうきティボルトはロミオたちと同世代の10代っぽいですね。
なんなら誰よりも若いかもしれない。少なくとも内面は。
ジュリエットに愛を告げようと歌うのも若気の至りに見えました。

・もっくんのキャピュレット卿はめちゃくちゃかっこいい。
ヒゲが似合って声がいいんだよおおおおおお。
こりゃーモテますわ。
場を払う威厳を、立ち姿と声で出せるのは強い。

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