咲あや版・東京『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』感想・1

咲ちゃん主演の東京宝塚劇場雪組公演『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』を観てきました。
10月12日(土)11時公演、前前楽(なんて言葉ある?)の友の会貸切ですね。
友の会がお友だちになってくれた―。わーい。

友会貸切アドリブ

モンゼット夫人とシッシーナ夫人のところ。
はけぎわ、フェルゼンに「一度でいいからシッシーナちゃんと呼んで!」と。
モンゼットは「オスカル友の会に入ったわ」みたいな感じに聞こえました。

2幕の『1789』もどきの話

ベルばらのル・サンクを買いました。
そして2幕の『1789』みたいなダンスで「マルショーン」と歌われてたことを知りました。
あれ、「パッション」だと思ってた。

マルションてなんやねん?と急遽ググりまして、フランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」の「Marchons, marchons !」という部分にいきつきました。
進もう 進もう!、という意味です。

それにしても「ラ・マルセイエーズ」の歌詞の血なまぐささはすごいぜ。
権利を勝ち取ってきた歴史そのものですね。

――――

行こう 祖国の子らよ
栄光の日が来た!
我らに向かって 暴君の
血まみれの旗が 掲げられた
血まみれの旗が 掲げられた
聞こえるか 戦場の
残忍な敵兵の咆哮を?
奴らは汝らの元に来て
汝らの子と妻の 喉を掻き切る!

武器を取れ 市民らよ
隊列を組め
進もう 進もう!
汚れた血が
我らの畑の畝を満たすまで!

パリ市内とセラビ・アデューの話

フェルゼンが王妃を助けに戻る場面で、白薔薇を手に荒廃したパリ市内を歩く場面があります。

「戦乱の世は空しいが自然の美しさは少しも変わりがない。(中略)マロニエのように大きな宇宙の中で生きていこうとは思わないのか」

フェルゼン咲ちゃんの長セリフが、この日はフェルゼンとしての思いを超えて、普遍的な客席への語り掛けに聞こえました。

続く「オスカル、君たちは永遠だ……アンドレ、オスカルの側を離れるんじゃないぞ!」も、次世代の雪組へのエールに。
朝美・縣の代を寿ぐ言葉のようでした。

下級生とフィナーレ客席登場の話

今回は1階前方上手寄りの席だったので、花道の下級生も楽しめました。

1幕最初のバラの少女の上手花道端の娘役ちゃん、可愛かった。
上手から3人目の娘役さんは表情豊かでこれまた可愛い。

2幕ラスト、フィナーレで客席からジェンヌさんが登場するところ。
上手端は誰がくるんだろう?下級生?と思ってたら、かのゆりーーーーーー!!!全然下級生じゃなかった(笑)。
銀橋に上がるときは1列目のお客様に余念なくサービス。
さすがかのゆりだわ、今日もねっとりしてるわ……。

そしてしゃんたん。美しいわしゃんたん。
ふとしゃんたんに、この人けっこうあやなちゃんに似てるな……?と思ったのでした。
同意は求めない。

そして美声の歌姫・ありすちゃんも。変わらず可愛かった。
宝塚で見納めになるのが残念。
外の世界でも鈴の鳴るような声を響かせてくれますように。

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コメント

  1. シルビア より:

    すいません、シャンタンて、どなたなんですか、あまり雪組の男役の、ニックネーム知らなくて
    よかったら教えてください

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