『Tiara Azul -Destino-』感想・1

星組大劇場公演『記憶にございません!』の併演のショー『Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』について。

ストーリー形式のあるショーでした。
「体感5分」とかではないですが、スピーディーで一気に走っていく。
あらゆることがてんこもりで、押し流されるように観ました。

・プロローグ銀橋、男役を引き連れてひっとんがセンターに立ってるのがかっこよすぎですね。
存在感ある星のプリンセス。
美しくて可愛くてスタイルが常任離れしていて、ダンスもすごく上手い。

・ペアで踊るところではあまととゆりちゃんが組んでいて、退団する同期との並びはエモい。
ベタだけど嬉しい。

・ありちゃんを振ったひっとんと、誰か女の子に振られたこっちゃんが出会う。
雨の中、水たまりの雨を跳ね上げてしまうこっちゃん。
服屋に駆け込み着替えることに。
前方席で観たとき、「びっちょびちょよ、びっちょびちょ」みたいなことを店員に訴え続けてるのが聞こえて笑った。

・デザイナーのきわみくんは絶対うさんくさい役だと思った。
前回のサーカスみたいなね。
魔法をかけたり誑かしたり薬を盛ったりとかありそうなのに全然そんなんじゃなくて逆に驚く。

・ショーのつんつんがバッチバチにウィンク飛ばして光ってた。
上り調子の若手って楽しいよね。

・中詰の客席降りは、チームごとに出てきて降りて客席からハケていく。
カーニバルだなぁ。

間近で拝むゆりさまのダルマっっ。
ありがたいことこの上ない。

あまとの紫衣装は、悪の幹部っぽくてちょっと笑える。
と初見で思ったんだけど、2回目に見たときは出してる気魄が桁違いに大きいなと。
星組生みな熱く踊る中で、あまとには波動とか気とかエナジーとか、そういったものを感じる。あれなんなんだろうな。

・ありちゃんメインのタンゴの場面、最高だったわ。ありちゃんがかっこよすぎである。
ありちゃん様とお呼びしたい。

あまとは可愛いとかっこいいに悪そうなところも加わり見てて飽きない。
いつの間にやら色気を自在に出し入れできるようになってないか?

ゆり様が詩ちゃん相手に思いっきり百合やってると聞いてひぃぃぃとなっている。
この場面、見るところ多すぎるんよ……目が足りないのよ。
配信で映ってくれるといいけど。

・ことなこの裸足のデュエットダンスは2つの流れ星のようであり、比翼の鳥のようであり。
この2人ならではのダンスでした。
昔やってた春風みたいなのを思い出した。たしか骨盤に乗るやつ。

・ロケットで下手から4人めの男役さんが「アタシ可愛いっ」てな感じでバチバチに表情つけてたのも楽しかったな。

・フィナーレのデュエットダンスの前、「星に願いを」の曲で大階段に登場するひっとんのスルスルスルッとした降り方がとても綺麗。
頭に本を乗せても落ちないやつや。あまりにスルスルスルと降りるので、流れ星かと思った。

これも娘役芸ですね。

・超前方席って意外と生徒さんと目が合わなかったりするものだけど(特に3桁台の若手)、パレードで銀橋から本舞台に戻るこっちゃんが2本の指でザーッと前方のお客を舐めるようにしてくれたので満足度がすごかった。

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