『たけふレビュー DREAM SCAPE』感想・3

『第44回 たけふレビュー DREAM SCAPE』10月20日(日)10時公演と14時公演の感想の続き。

たけふといえば、なやんしき節は外せない。
武生民謡の「やんしき節」そのままではなく、「Yanshikiii!!」なんですけどね。 ⇐公式プログラムの記載

ありすちゃんの上手でのソロから始まる。歌上手くなったなぁ。
そしてキレのよいロケット。
ここでも客席降りがあったような。
本当に、地元の人たち(といっても半分くらいは関西他からの遠征組のような気もする)との交流を大事にしてくれている気持ちになります。

一転して、「剣の舞/剣の決戦」。和物のような殺陣が始まります。
天輝くんの衣装が新選組風なのは、北海道の苫小牧公演がベースになってるからかな。土方歳三終焉の地が北海道の五稜郭なので。

この迫力がすごかった。
空気すら切れるような、ひりつくような緊迫感があって痺れました。
中心となる天輝くんの放つ気魄がいい。
そして敵Aの南星くんも、大きさと舞台を飲み込むような重さを感じた。
いい場面でした。

続いてスパニッシュは娘役2人で。
表がありすちゃん、裏が羽那さんという同期ダンサー娘役2人で舞台を務める。
ぐっと空気が締まる。
歌声も、足音も、ひるがえす手も、どれもが命の昂ぶりのような熱を放つ。

そして今回で卒業する雪妃さんたちの場面。
「SHIRO」という場面の名前は雪妃さんの「雪」からきたんだろうか。
静かな清らかさを感じました。

雪妃さん餞別の場面はここだけでなく、羽那さんたち娘役さんだけでの場面もでしたね。
舞台をともに創り上げてきて、舞台こそが自分たちの輝ける場所であるという。
とかいって、卒業するんじゃんよーーーーー!!と言いたくなるのですが、「新たなステージへ」「未来に向かって」ですからね。

でも「すべてが最高」と歌いあえるのはいいものですよね。

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