
星組版『銀二貫』のライブ配信の感想の続き。
つんちゃん主演のバウホール公演、6月27日(土)14:30からの千秋楽です。
和助と善次郎/汝鳥さんとオレキザキ氏
今回の旦さん・和助の汝鳥伶さんと(57期)、番頭・オレキザキ(92期)35期差か。
前回は「井川屋」の主人・和助がみつる(85期)、番頭の善次郎がじゅんこさん(68期)で逆の17期差でした。
学年差(実年齢含め)と役の年齢が合ってると見やすい。
初演は演技力をもってしても無理があったわよ……。
ゆーちゃんさんが出ておられることで「どっしりとした日本物やりまっせ」という気概が伝わる。
こういうのも伝統芸のうちだろうし。
ジェンヌさんはフェアリーゆえ実年齢はないにせよ、えーといろいろなことも考えてしまいますしね。
で、オレキザキ氏はがっつり日本物も学んで星組を守ってくのね……と思いきや、その後の専科移籍発表で驚いたのでした。
「この道を選んで」
「よろしおました」
「もう少しだけ生かさせてもらいまひょ」
旦さんと番頭のデュエットがあるとは。
ちゃんと年取ってくのすごいなぁ。
その他いろいろ
井川屋の丁稚・梅吉にハセルキ。
自分の苦しい心や不安を殺して明るくふるまうけなげさがよかった。幸せになれ。
乾物屋の主人・惣右衛門役のひろきくん。
元より男役顔で長身で、と男役として恵まれた人。かれもこういう重みのある役が回ってくる年になったのねぇ。
色気があり、妻と娘に手を焼きながらもそれも楽しめる余裕がある。
文楽のところ、さいもんとひよりのデュエット良かったですね。
文楽人形(お初)の乙妃さん、日本舞踊が得意なのね。
とてもきれいでした。
町娘たち。
「稀惺かずとはん、言うてな。かずとはんに惚れても高嶺の花やのに、惚れたら負けや」とファンだらけの劇場で言うの大丈夫か。
バウの千秋楽だし、つんちゃんにしっかりお金を出して支えてるファンがいっぱいじゃないのか。それなのにつんちゃんに惚れても高嶺の花やのに~って、実際、高嶺の花だろうが。
(毎回のアドリブなのは承知の上)
ももりの祭りの歌も上手いねぇ。
彦坂数馬(鶴之輔の父親)と寒天職人・半兵衛の2役を演じたさりお。
渋く上手い。
出番は多くないがピシッと締める。
雪組初演はがおりちゃんの役どころで、なんだか納得。
おてつの母親・お広に瞳さん。おっかさんぶりがしっくりくる。
火事で実の娘を亡くした混乱の中に、真帆を実の娘と思い込む心の揺れを描く。
けれどいつからか本物の娘ではないと気付き、言葉にはしないものの娘を演じてくれていた真帆への愛情と感謝を見せる。
105期で新人公演を卒業したばかりだけど、新公でもいい芝居をしてた覚えがあるし、頼もしい女役になってくれそう。
千秋楽挨拶
配信はバウの千秋楽でした。だからか公演の長のオレキザキと、主演のつんちゃんのご挨拶がありました。
オレキザキがひとしきりしゃべったあとにつんちゃんの番で……、
「何遍言うたらわかりますのや、丁稚の返事はへぇだっせ!」をつんちゃんご挨拶の呼び出しで仕込んできた。
さすがオレキザキ、濃ゆい。
トップのありちゃんからもOKをもらったということで、星組パッションもやりました。
専科のゆーちゃんさんからというのがなんともいいな。


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