『蒼月抄』東京新公を見たんだ・2

ライブ配信で見た花組東京宝塚劇場公演『蒼月抄』の新人公演の感想の続き。

ヒロイン/明子/翠笙さん

明子を演じた翠笙さん、初の新公ヒロインを堂々と演じました。
本役の美咲ちゃんよりしっとりした明子でした。エキセントリックさはなくて、平家の滅びを口にするのも耐えてたのがこらえきれなくなって……という感じ。
嫋々とした風情がある。日本物作品の役作りとしてはこちらが王道のような。

2番手/平重衡/みくるん

みくるん重衡は歌を詠みそうな文化系なのに、一番印象に残ったのはセット上での1人での殺陣。
動きがキレててさすがのダンサーぶり。
本役のほのかちゃんの息も絶え絶えな悲壮な戦いぶりもよかったが、みくるんの新公バージョンは刀を止める動きがきれいで、この重衡なら武者として強く、血路も開けるだろうと思えた。

3番手/平教経/月世くん

新公教経の月世くん、きわみくん同様、178センチの長身の男役さんです。
芝居をめっちゃ極美くんに寄せてましたね。教経としての声音が極美くんに激似。激しく気骨のある武将ぶりでした。
お歌はがんばれ。

平宗盛/月翔くん

本役ははなこ。平家の棟梁、長男として落ち着きのある武将ぶり。
決断もまっとうなものに見えるだけに、なぜこんな結末に……という感じがある。

梶原景時/光稀くん

本役だいやの光稀くん、かねがね綺麗な子だと思ってたけどヒゲのイケおじも素敵だった。
美しさで目を引きます。
落ち着いた雰囲気もありましたね。

源義経/うさしゅん

新人公演のうさしゅんは、小柄な若武者という元からの義経のイメージに近い。
まぁ、今回は本役のらいとが特殊だから……。

うさしゅん義経はらいとに比べると小柄で身軽そう。船の八艘飛びもできるかも。
らいと義経のヤバイ感じはないけどこれはこれで。

平清盛/あっしー

専科さんであるじゅんこさんの役を演じて安心である。
長身からくる圧と実力からくる存在感。

四条局/ひめ花

本役はことの。ストーリーテラー的なポジションで、冒頭から登場して物語世界へ観客をいざなう。
歌のうまさ、芝居のうまさも十分で、源平の戦いを見届けた者としての達観や役の年齢ゆえの落ち着きもある。

その他いろいろ

・梶原景季の凛くんは、梶原景時の光稀くんより源義経うさしゅんの息子に見えた。
(顔的に)

・たらゆめちゃんは本役がはづきちゃんの輔子。
ビジュアルがいい、芝居も確か。
いどころのない中で思い余って発言する心の強さも感じた。

・誰がとか把握しきれてないけど、カゲソロや白拍子の歌など上手かった。
最近、歌が上手い人多いよね。

・ご挨拶で1列に並んだときの海つ霊美咲ちゃんの大きさにびびる。
ものすごく男役サイズや……いや、帽子のせいかもしれないが。

・新公の長の期の長はみそまる。
なんというか、さすがなんだよね。舞台での実力もさることながら、ご挨拶の上手さも抜群だ。
頭いいんだろうなぁ。

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