咲あや版『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』感想・4

咲ちゃん主演の雪組宝塚大劇場公演『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』は、大劇場で1回、ライブ配信で千秋楽を1回観ました。
あと東京で1回ナマで観る予定。あ、東京楽はもちろん配信で見るつもりだけど。

さて、『ベルサイユのばら』大劇場千秋楽。
モンゼットとシッシーナの対決の場面。

フェルゼン派とオスカル派の拍手合戦ではあんこさん・シッシーナ夫人が映画館のみなさんに、柚長・モンゼット夫人がライブ配信のみなさんにもお声がけというサプライズがありました。
2階席のみなさんにも。

サプライズは続く。

「オスカル、私たちあなたに落ちてしまったの。これが私たちの愛の不時着よ」と抱きつく柚長。

「フェルゼン、最後までついていくわ。これが私たちのラストミッション!」とこちらはあんこさんたち。

オスカルもフェルゼンもムヒムヒを隠せませんでした。
次回作のタイトルなどをうまく絡めてきましたが、オスカルあーさと咲ちゃんフェルゼンの反応からして2人への打ち合わせはなしで行ったっぽいですね。

あと諸々思ったこと。

・「アンドレ、私を抱け。愛しているなら何故抱かぬ」って、ついさっきまで(建前上は)恋愛感情なしでつきあってた乳母の孫に聞くの無茶だよねぇ。
しかもさっきフェルゼンからの手紙をウキウキしながら開けてたやんけ。
オスカルの感情が急転直下すぎてすごい。さすが宝塚。

そういや今宵一夜を毒ワインの場面なしで進めてたんだな。
剛腕~~~~~~(か?)。

あさあが、いやあがあさがふつうにラブラブしていたもんで、なんかそういうもんかと流されてかけてしまった。
いやもうさ、あーさのビジュアルがオスカルすぎて、あがちんがこれまたアンドレが似合いすぎて、そのおかげでお約束はお約束として受け入れやすいんですよね。
2人とも妙に愛が重いタイプだし。

ヅカファンはベルばらをある程度わかってるので、脚本にイベントレベルの書き込みしかなくても、勝手に脳内補完できるからっていうのもある。

・にわさんの国王陛下いいよね。懐深くてあったかくて。

・市民のかのゆりが気になりすぎる。

・熱演する夢白ちゃんマリーの涙が美しい。

・ロケット、男役ダンス、娘役ダンス、少人数口と出ずっぱりで踊り銀橋までくる咲ちゃんすごいわ。
タカラジェンヌの体力ってどうなんってんのと思うけど、中でも咲ちゃんはすごいよね。
ずば抜けた体力・精神力もトップさんを務める資質の一つ。

3人でのダンス、総踊りでは白の衣装に緑の薔薇を胸に飾って美しい。
銀橋の咲ちゃんにアカペラで組子が「セラビ・アデュー」を贈るのは泣く演出。
咲ちゃんは本舞台でソロダンスもし、客席の拍手を一身に受ける。

・パレードであーさは上手センター通路からきたけど銀橋は下手へ渡って、夢白ちゃんを通り越してまた上手ポジションにつくのか。
すごく変則的。初めて見たかも。

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