鳥の場面(Riding the wind)のメインは新トップコンビの翼くんと千咲さん。
千咲さんは以前からトップ娘役だったけど、楊さんの「相手役」という感じではなかった。
宝塚基準でOSKを見ること自体が違うのかもしれないが、翼くんの「相手役」としてしっくりくる。
男役と娘役のデュエットダンスでも、あまり恋愛色は出さず、同志の雰囲気が強い。
同期だからというのも大きいのかな。
互いが互いを引っ張り、守りつつ前進する。
トップコンビという独立した頂点というよりも、全体を率いていくカンパニーの先頭であるような印象を受けた。
この鳥の場面でだった気がするんだけど、椿くんにとってダンスってどういうものなんだろうと思った。
身体でしか語れないものがあるとかそういう感じだろうか。
すごく重いものがあるような気がしたんだよね。
鳥の場面は、OSKの来し方を思わせるところもあり、とても感動的でした。
桐生さんの持つ空気感はすごかったですね。
客席だけでなく舞台を包み、新トップを見守り背中を押す。
という「特別専科」らしいありかただけじゃなく、単純にかっこいいよね。
なにあの存在感。
予科の発表会のときに勝手に「鶴首ちゃん」と読んでいた桃白ちゃん。
芸名が面白いな……「ももすいちゃん」と勝手にお呼びしている。(桃の天然水みたいやな)
ようやく舞台で見れた。
とにかく華奢で首が長くて小顔で細くて、シャツの中で身体が踊る。
バレリーナなんだろうなぁという優美さ。
これからどんどん磨かれていくんだろう。
「桜咲く国」前の翼くんご挨拶は、
「桜パラソルはロビーで販売しております。最近寒くなってきました。ジャケットをお召しのお客様は開演前にポケットに挿していただくと、華やかな観劇コーデに……私個人が推奨しております。」
みたいな感じでした。
物売りが面白すぎ。
大阪の劇団だからか、ふつうに「買って」なノリなのがいいのである。
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