『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』新公感想・3

宙組宝塚大劇場公演『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』の新人公演の感想の続き。

シャーリーン・ムーア/りせ

本公演のもえこのシャーリーンは男役が演じる女役なのに対し、りせくんのシャーリーンは娘役に近い女役という気がしました。
あまり派手なコミカルさはなくて、地に足ついた感じ。

撮影中止が告げられたあとの「バビロンの落日」の歌で、本役のもえこはバビロン≒コスモピクチャーズへの祈りすら感じたけれど、さすがにりせくんの歌唱力だとそれはムリ。
技術によって裏打ちされるもの、技量なくして表現できないものってあるよねぇ……、これは本役がすごすぎるんだけど。

アビゲイル(アビー)・ウィンターズ

アビゲイル(アビー)の風羽さん。
カツラは本役みねりちゃんのを踏襲したのかな?
顔のタイプが違うから、もっと似合うものがありそう……。こういうのも勉強ですね。
(でも限られた時間で用意するのは大変だ)

演技はみねりちゃんからよく学んでてけっこう上手かったけど、ドロシーと話すあたりからは物足りなく感じた。
偽悪的なところはやはり本役が上手すぎるのよね。

オリバー/エイティ

オリバー役のエイティはとにかく目を引く。(本役はひなこ)
ダンスシーンはもちろんそれ以外でも、手の角度や顔の付け方がかっこいい。動きに華があるっていうんだろうか。

カイル/しんさん

カイルのしんさん(本役・こってぃ)は髪型のためか可愛らしくて、ギラギラしてるか渋いかのイメージが強かったのでけっこうびっくりした。
月組時代のゆりちゃん(現・花組副組長)を思い出した。

今回は新公の長でご挨拶も。
久しぶりの新人公演だし、初新公の子もいるので大変だったことでしょう。お疲れさまでした。

クレア/るるちゃん

クレアのるるちゃんはとにかく美しくてダンスの手つきがきれいでした。
本役のひろこによく迫ってる。
いい娘役さんだなぁ。

ヘレン・タッカー/ひばり

ひばりのヘレンはとにかく美しくて華やか。
本役のおさよのようなエグいほどの取材力はないけれど、美貌ゆえに番組を持ってるんだろうなという感じ。

ウェンディ/あやめ

ウエンディのあやめちゃんはやっぱり芝居上手いなぁ。
本役のひばりちゃんよりクセは少ない。
そしてきれい。
新公ヒロインを期待してしまう娘役さんですね。

その他いろいろ

・警官のうち、背が高いほうの子がけっこういい感じだった。
175cmの朱くんかな。

・セレブ(男)のうち、郁くんがやけに目についた。
というか、オペラで見てると目が合う気がして怖かった(笑)
こういう勘違い目線を出せるのも貴重よね。

メイクが上手くなったら元宙→元星のまさこ様みたいになりそう。
若いのにメイク顔がなぜか渋い……。

・リチャード・ウィンターズのましろっちや(本役・まっぷー)、ハワード・テイラーののあん(本役・りっつ)は安定の手堅さ。
老け芝居も上手くて、舞台を締めてくれる。

・フランクの梓くん(本役・なっつ)も可愛い執事ぶりでよかったです。

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