『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』感想・1

宙組宝塚大劇場公演『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』の初日を観てきました。
2025年1月1日13時公演。
終演後のご挨拶でキキちゃんが言ってましたが、111年目の1月1日。ついでに言えば、(午後)1時の公演です。

とりあえず初見の感想を残しておきます。
(ろくなことは書いてませんがいつものことです)

あらかじめ書いておきますが、私は特定の宙組生のファンではありません。
なんでそんな人間が初日に行ってるんだと思われるかもしれませんが、まぁそういう人なんですよ……。強いて言えばミーハーで物好きなヅカファンだからじゃないでしょうか。

『Razzle Dazzle』初日雑感

芝居は暗くない田渕センセイって感じでした。
『ハリウッド・ゴシップ』の暗くない版、かなぁ。
昔のゆるいミュージカル映画を見ている感じかも。
良くいえば『TOP HAT』とか『ME AND MY GIRL』とか『Ernest in Love』とかの、あのくらいのゆるさ。

全体に人物の書き込みは薄くて、ぼーっと観ていられる。(褒めてない)
半分はショーだと思っとけばいいかな。
肩を凝らせずに見られると思う。

「エキストラ」だらけの配役で覚悟したとおり、路線でもそんなに美味しくない。
出番はあるけど、人格のある役としての存在は薄い。
あとは出演者が味付けするだけみたいな。
なにしろこってぃ・ひなこ・キョロが三個イチですから。

まだ初日なので、これから芝居を深めて埋めてくるでしょう。

路線よりも、いっそりっつ(映画監督)とるの(助監督)のほうが美味しかったですね。

とりあえずお洒落な雰囲気があって、わちゃわちゃしてて明るいので、宝塚慣れしてない人でも見やすいと思います。
というか、宝塚慣れしてない人の場合は複雑なストーリーだったりメインの登場人物が多すぎたりすると混乱しやすいですから。
『Razzle Dazzle』はストーリーが単純で、とりたててびっくりするような要素もない定番の話運びなので展開もわかりやすいかと。
それにメインの宙組生は歌が上手いので、そこも満足できる材料ですね。

女役のもえこは飛び道具。いい存在感でした。
ずんちゃんとみねりちゃんはやはり芝居が上手い。

芝居のエキストラ娘役ちゃんはアラビアンなお腹出しの衣装でした。正月早々景気が良いですね。
(お腹冷やさないでね)

客席降りと終演時間

芝居のラストは大勢の客席降り。
サブ通路(21番、81番の横)から降りて、戻りは壁際含む全通路を使う感じ。
2階席はわからないけど、選べるなら1階席のほうがいいかもです。あまり全体を観れてませんが、たぶん銀橋にも誰かはいた。
客席にタッチしてくれてるジェンヌさんもいました。

なお、初日は16:13くらいにご挨拶前の緞帳が降りたので、帰りの時間を気にする遠征民は余裕をもっておいたほうがいいかも。
(元々の公演時間は第1部、第2部、休憩時間合わせて3時間5分だけど延びてた)

フィナーレとパレード

女役のもえこは、フィナーレは女役⇒男役⇒女役(パレード)だったので忙しいったらありゃしない。

フィナーレ最初の歌唱指導はずんちゃんと銀橋。ずんもえです。ここは女装。

りせなるメインのロケットのあとにキキちゃんと娘役のダンス。

男役も出てきて踊るところは、もえこは男役として踊る。
「Feering Good」がかっこいい。少しですが男役同士で組んで踊るところもありました。

キキさくのデュエットダンスからパレードへという王道の流れ。

パレードの階段降りはこんなだったかと。

おさよ(エトワール)

キョロ・ひばり・ひなこ

こってぃ・みねり

もえこ(女役)

ずん

はるさく

キキ

大羽根が3つ並ぶのは美しいですね。

初日ご挨拶

公演初日ということで、キキちゃんからのご挨拶ありでした。

カテコでキキちゃんが「2025年始まりました!」「どんな一年にしたいですか?じゃあ端から……2500人いますか」客席に振るんかい(笑)。

で、さすがに客席ひとりずつ聞くわけにいかないので「じゃあ桜木さん!」 と新年の抱負をずんちゃんに振ると「よく食べてよく寝る!健康に!」みたいな、ものすごく宙組らしい答えでした。

カテコが終わっても拍手は鳴りやまず、オーケストラが『Razzle Dazzle』の曲を流してくれました。初日のサービスかもしれませんね。

9

コメント

タイトルとURLをコピーしました