
9月14日(日)と27日(土)に合計4回観てきた宙組宝塚大劇場公演『PRINCE OF LEGEND』の感想の続き。
・ヒロインの果音ちゃん(はるさく)。
まともな子や……あらゆるツッコミに同意する。
嫌なことを断れるのはいいことだ。
とっさの判断力があるよね、羨ましい限り。
きちんと仕事を果たせてないのにバイト代は要求するあたりはしたたか。
ちゃんと払う京極竜、金持ちだな。(でも竜も自分でバイトして稼いでそう)
「どこにでもいる女じゃないですか」
セレブ王子・奏がかのんを「運命の女性」と思い込んだときの周囲の反応なんだけど、はるさくだとこのぱっと見「どこにでもいる女」感がしっくりくる。
でも本当に「どこにでもいる女」ではないんだよな、というのを演技で示してくる。
声がいいのって強いよね。
「伝説の王子様とお付き合いしようかな?」のわざとらしい演技を銀橋でしちゃうの、笑った。
・そういやマイティー演じる京極兄、なんで3留したの?お金がなくてバイト三昧とかではないよね。高専って進級難しいんだっけ?
単にビールを飲ませたい都合上かな?
尊人(たかと)さんというセリフが出るたびこってぃが思い浮かぶからややこしいが、さすがに3回目には慣れた。
・玄武高専・王子研究部のメンバーってギャルっぽかったりヤンキー系だったりヤバめのオタクだったりとみんな方向性が違った女の子たちなのに仲良しなの、すごいな。
高専で女子が少ないからこその結束なのか、推しへの愛がつながりを深くしたのか。
・理事長の横にいるやたらスタイルよくてキレイなの誰かと思ったらおかゆか!
ときどきウィンクも飛ばしててさすがだった。
おかゆの対のポジには嵐乃のしんさん。
理事長が愛すみれちゃんなの、強いわ~~~~!
・ショーだけでなく芝居でもかのゆりにリフトされるゆゆちゃん。リフトされ要員か!
・「いつかと幽霊は出ないもんだって、ばあちゃんが」みたいなセリフでじゅんはなちゃんの「出ちゃった」思い出したよね。
・先生王子(結城理一/ひなこ)の出番、遅ッッッ!
順番に人物紹介やらなんやらやってたらそうなっちゃうか、仕方ないのか。
でもいきなり出てきて空気を変えられるのさすがよ。
・結城理一の婚約者・山野桜子にひばりちゃん。さすがのキレイさ。
スーパーモデルというには圧が足りんというか身長が足りんというか(なんならもえこを持ってきてほしいくらい)ではあるのだが、それはそうとめちゃくちゃいい人だよな~。
婚約者・理一の優勝のために練習につきあうし、メンタル上げも欠かさない。
まぶしすぎてまっすぐ見れない。
・映像が多用されてる作品。
事故チューや壁ドン選手権とか、お姫様だっこ選手権とか。
Blu-rayにオマケ映像で入りそうですね。
ミュージカル対決は楽しい。
ちょっとずつだけど王子たちがちゃんと舞台上で演じる。
でもTeam 奏にトロフィーであるヒロインが登場してるのはどうなんだ。ご都合主義か!
「伝説の王子選手権」前に客席からチームごとに登場あり。
ずんちゃんたちTeam 奏は上手センター通路。
マイティたちTeam 京極兄弟は下手センター通路。
こってぃたちTeam 生徒会は上手通路。
キョロたちTeam ネクストは下手通路です。
ショーだけでなく、芝居でも1階席はおいしい。
・かのゆり王子が演じるドンジュアンは危険な匂いしかしなかった。いつもながらのとんでもない深さの開襟も。
3人そろってるけどたぶんだれもマーキューシオやベンヴォーリオじゃないんだよね。
「みんなドンジュアン」って歌ってるけどどういうことだよ。
・ドンジュアンのときにせっせと前髪直してるゆゆちゃんに笑う。
・ていうか、かのゆりが路線男役ばりに「王子」扱い、「壁ドン映像メンバー」に入ってることにびびるわ。異動ってすごい。
雪組の貴重な歌うまを輸出したので、宙組で大事にされてくれ……。
・105期りせと107期ナオレートと並んでよしよしされて違和感ないずんちゃんすごいよな。
95期だよ、トップさんだよ、研17だよ!!
ずんちゃん奏とはるさく果音の事故チューシーン、後ろを向きざまに一生懸命眼鏡をずらしたり服を脱いだりしてるりせくん久遠が愛おしい。うまく脱げなかったときはそのあとでも頑張って着崩してる(笑)
チーム奏の壁ドン練習、私が観た日はやたらに顔が近かったような。貸切だから?
「いいなー」の鏑木の声に笑う。
ナオレートさん演じる鏑木は「下剋上王子」を名乗ってるわりに奏に甘々だったり久遠の涙にやられたりで人がよすぎて一生下剋上できそうにない。
ラスト、鏑木が久遠に肩を抱かれてキュルンとしてるのに気づいて「よかったな…」と思った。
皆、幸せであれ。


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