『ピガール狂騒曲』東京楽配信を見たんだ・2

2021-02-01月組公演感想,月組

1月3日(日)13:30に配信された月組東京宝塚劇場公演『ピガール狂騒曲』〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜の感想の続き。

・和物ショーと芝居の幕間にも入る劇場のアナウンス。

「幕間休憩は35分あるから、トイレは分散して使ってね」
「マスクは鼻まで覆うようにしてね」

みたいな内容で、東京のほうが案内アナウンスが細かい気がした。
言わないと伝わんないもんね。
(言っても聞かない人は聞かないが)

・開演前のノスタルジーを感じるアコーディオンの音、いいよね。

・しょっぱなからスタイルの良すぎるちなさく夫婦。

ちなつは、容赦なくライトが消されるウィリーとか、「足なげえな」としか思えない飛び蹴りも好き。

・「具合が悪くなるッッ!?」
「ご病気なの!?」
の看病しますッッと言い出しそうなさくらガブリエルの強火ぶりに笑う。

さくさく、こういうテンション高い役似合うわ。
弁護士ボリス(おだちん)とのつつきあいも笑える。
さくおだ、胸焼けしそうにくどい2人だ(楽しい)。

・たまちゃんの体格については好みが分かれましょうが
(このときはけっこう痩せてた。『エテルニタ』ではちょっと戻ってたようにみえた)、
私としてはこのときのたまちゃんが痩せてきれいになったから、「ジャックがみんなの憧れ」設定に説得力が出てたと思うのよ。
役柄も「若くてかっこいい男の子にみえるけど実は女の子」だしね。

・「世界中のきれいな女の人を集めて」ショーをするムーラン・ルージュ。

すごい化粧のボリ子を「パリ中のきれいな女の人」と認識できる支配人の眼力よ……。
シャルルさん、すごい目利き(笑)。

れいこちゃんのシャルル、面白いおじさんだったなぁ。2番手なのに。(しかもトップの相手役)

・からんロートレックの酔っ払い脚さばきはこの日も見事でした。

・大団円。
いきなりデキてしまうガブリエルとヴィクトールはツッコミどころといえばツッコミどころだけど、あまり気にならず。
マンガみたいなもんだし。

・「財産の半分あげるー」「ムーラン・ルージュの立て直しやっとくー」なヴィクトール兄ちゃんよ……。
どんだけお金あまってんのよ。

・「それでいいのさ」を「それでいいのよ」に女言葉に言い直すのははじめは蛇足に思えたけど、
まゆぽんマルセルにしてやったりと見せつける目的ならOKだなぁ。
「実は私、あなたが探してたジャンヌよ」ってね。

それ以外の目的だったらやっぱり蛇足。

・ありちゃんのスター感が増したなぁ。
元々スター性のある人だけど、「否応なく見せる」みたいな迫力とか吸引力が増した感じ。

芝居のレオがわりとしどころがなくて
(たとえばボリスとかウィリーとかロートレックとかに比べると美味しくない)
踊りでガツッともってくしかない感じの役だった。

出番や役の書き込みがどうでも、「華と芸だけでなんとかする」感じがありちゃんに備わったのかなと。

・噂の中堅男役メインのロケット。

ロケットが!!!
でかい!!!!!
圧が!!
すごい!!!!

玄人感が強いっつうか、猛禽類っぽいうというか。
これでも東京初日あたりに比べると可愛くなったってマジで?

・娘役ダンスはやっぱりうみちゃんとゆいかれんちゃんを見てしまう。
海ちゃんはきれいでゆいちゃんは色っぽくて可愛いわー。

・男役ダンスも好き。
今回の音楽が珍しいけどすごくハマってる。

・千秋楽のご挨拶。

たまちゃんの「また、私たちといっしょに夢を見ませんか?」という言葉の晴れやかさに泣ける。
ずっと夢の見られる場所があり続けますように。

・ムラと同様、松本様のご挨拶などはなし。
残念。

・「今回演出上の都合でプログラムに書かれていませんが、芝居で私の影武者をつとめてくれたのは98期の蒼真せれんでございます。どうぞお見知りおきを」とせれんを紹介。

―――たまちゃん、いい人や( ;∀;)

・「好きがとまらない愛しい月組生を呼びたいと思います」

好きがとまらないって言い方がかわいい。
呼ばれた中にはもちろんせれんもいて、先のたまちゃんの紹介もあって驚いた顔してたよね。

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