またちょっと放置してしまいましたが、LIVE配信で見たカチャのコンサート『パッション・ダムール -愛の夢-』の話です。
・「愛の歌」のあとにカーテンコールがありまして、カチャがご挨拶をします。
その中で出てきた夢の話は毎回同じなのかな。ナマ観劇したときも同様のことを言っていた気がします。
曰く、下級生のころから「舞台上で死にたい」という夢があった。
でも大人になったら「舞台上で死んだら迷惑」「まだまだやりたいこともある」という心持になった。
かわりに「これぞ宝塚! 宝塚といったらこれこれ!!」というショーをやりたいと思うように。
その夢が叶った、という話でした。
カチャは3歳のころから宝塚が大好きらしく、だからこそ岡田先生のロマンチック・レビューなんかがはまるんですね。若いのに。
その夢を、客席側でも共有できて幸せでした。良いものをみせていただきました。
・毎回恒例の、出演者3人のトーク。
最初にわたくし念願の縣くんのトークが入りました。(ほら、現地で観た3回は別の方だったのでね)
以下3人のトークは大意――というかメモってあったものをもとにしたものです。
時間が経ってることもあり、メモしきれていない部分を補いつつ書いてるので、ニュアンスが変わってたらすいません。
このショーに出てこんなに幸せで大丈夫なのかと。
入団してから必死に走りもがいてきたが、今回は冷静に、自分なりに、男役とはと考えるようになった。皆さまの瞳が光輝いていて、お客様が受け取ってくれているんだなと。
宝塚を愛し、皆さまを愛して、これからも成長していきたい。
うん、成長していただきたい。
縣くんの成長は見ていて面白いんだよね。
いろいろぶつかってるなぁとか、ちゃんと考えてるんだなとか思いながら見てます。
あと「入団してから必死に走りもがいてきた」のレベルが凄そうだなと。
入団し、研1からいいポジについて(組配属すぐに代役で黒燕尾、研1終わりにるろ剣本公演の清里、新公の蒼紫)、与えられるものも求められるものも大きかったものね。
ほんと、もがきまくったと思います。
・2人目はみちる。
千秋楽を無事むかえられたことがありがたい。
「30分で読める本は30分ではできない。5分の曲は5分では作れない」
先生方がお稽古で教えてくださったことや、スタッフさんの情熱をお伝えできるように(という気持ちで公演に取り組んだ)。
カチャさんがお稽古場で下級生を一人ひとり見てくださった。
人間性を学ばせてもらった。
この話をしたとき、みんなカチャに向かって手を合わせました。なんまいだー、ではないでしょうけどそんな感じで。
個人的には「30分で読める本は30分ではできない。5分の曲は5分では作れない」にぐっときました。
(こんな駄文でも読むスピードの数十倍の時間がかかってるのよ)
・最後はのんちゃん。雪組の副組長さんです。
3才から宝塚を愛しぬいてきた。
生きるエネルギーといっても過言ではなかった。ロマンチック・レビューを凪七さんと作り、お客様と共有できた。
たくさんの方の愛に生かされ、助けられていることに気づいた。いつも心に宝塚。
いつも心にロマンチック・レビュー。これがあればコロナや戦いはなくなるのではないか。
コロナは……なくならんと思うけど。
でも、「いつも心に宝塚」はいいですよね。
生きるエネルギー、生きるよすがです。
カチャからは「一期下のしっかり者。中身は誰よりも娘役。妖精は7才でやっていた」と紹介されました。
・カーテンコールでは、初日同様、雪組生たちからパッション・ダムールなビームが届けられました。
ビームの飛ばし方は人それぞれ、個性が出ます。
ナナちゃん、天月くんは愛のかたまりを大きく放り投げるように。
カチャは手でハートを作って揺らしていました。
「フィジカル面、精神面、ともに健康に」ということでビームが贈られたっぽい。
ありがたいことです。
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