『桜嵐記』感想・1

宝塚大劇場公演『桜嵐記(おうらんき)』を観てきました。
5月16日(日)11時公演と15:30公演です。

めちゃくちゃ私の好みで、素晴らしい舞台でした。
あらゆることが美しいしエグいし面白いわ! 飽きないわ!!

脚本・演出・出演者などについてちゃんと筋を立てて語りたいところではあるんですが(それこそ評論家のように……)、
なにからどう語っていいのかわからんので諦めて思いつくままに書きます。

怒涛のように舞台から情報が流れ込んできて、きれいな形で消化するのがむずかしいんだよ!!
うわああああああってなりながら味わったわ。
いい意味で、思うことがありすぎる!

作・演出がウエクミということで、舞台の使い方がやっぱりきれい。
セリとか盆とか大好物よ。
人物のキャラ立ても好きですよ。

登場人物もたくさん。
それぞれの出番は多くないかもしれないけれど、でもちゃんと見せ場とかセリフとか、存在感のある出し方がされていました。

全体に演出がすごい大野くんのおもむきだなぁ、とは思いました。
舞台が南北朝時代のせいかもしれない。

それに、専科さんの扱いね。
ヒロさん演じる後醍醐天皇の描き方がね。
ほんっとエグくて怖かった。
ヒロさんが迫力ある方だから、また……。

後醍醐天皇=ヒロさんの狂った感じがすごいんですよ。
かれの残した呪いってすごいな。

あの迫力、あの壊れ方はさすが専科さん、ヒロさんです。

おかげで、れいこちゃん=三男の楠木正儀がいう「呪いにとらわれたやつらのいうこと」みたいなのがすごくしっくりくる。

後醍醐天皇の残した「呪い」にとらわれたありちゃん=後村上天皇の気の毒さといったら……。
「自分らのために戦いで死んだ者たちを思うとやめられない」が太平洋戦争のようだよ。(現代日本にも通じるとは思うが)
追い詰められ感がすごい。

専科と言えば、この公演千秋楽をもって専科異動するゆりちゃん。

らんぜ祝子に、夫を救いたければ「裸身を見せよ」と迫る高師直のいやらしさと物言いのストレートさがすごい。
あのロイヤルさんが下衆になった。
本専科になるための試金石のようだ。
配役読んであったのに、誰か思い出すのに時間かかったよ。
ゆりちゃんとわかっても「マジで!?」だった。

また、らんぜ祝子の怯え方、逡巡のさまが上手かったんだよね。
ずっと、高師直と側の女性たち(さち花・はーちゃん)が南北両朝の話や弁内侍の話などをしててもまったく耳に入ってないのがリアルです。

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