「タカラヅカ・オン・デマンド プレミアムプラン」を契約してるんですが、なかなか見られませんね……。
最近は更新日の1日や15日近くに駆け込むようにいくつか見てます。元を採らな!みたいな気持ちで。
タカラヅカ・オン・デマンドでは公演作品そのものや、スカステで放送されたものを何ヶ月か後に配信してくれます。
で、今朝5時ごろに駆け込みで見たのが、去年のお正月に放送された「男役道」の花組と星組。
「男役道」の花組の先生役はかれーちゃんで、だいやとらいとがかれーちゃんに教わる形なんですが、これがめっぽう面白かった。
というのが、『男役の包容力はどこから来るのか』というだいやの問いに対するかれーちゃんの回答が『体幹』なんですよ。
うわー、すごいっっ。これ、私の想像では一生出てこない言葉だわ。
包容力とは、ってどうしても「心」的なもので考えてしまうもの。
愛とか思いやりとかの形のないもので。
もちろんそれも大事なのだろうけれど、かれーちゃんはまず『体幹』というスキルで答えていて、「男役」という特殊技能とバレエを極めた人はすごいなぁぁぁぁと、やはりど素人には及びもつかぬところにおられるなと思ったのでした。
(私はスポーツもダンスもしないタイプの人間だったので、特に)
舞台人の中でも特殊なポジションである「宝塚の男役」は、なによりも美しくなければならない。
動きの美しさの基本となるのがバレエで、バーレッスンというのはすごいのだ、とかれーちゃんに言われると説得力がありすぎですよ。
去年の「男役道」は星組版も見た。先生ポジションがこっちゃんで、さりおとあまとが学ぶかたち。
「好きだった役」だかなんだかの話で、あまとが「文化祭のヤン」と答えたときにうわあああああああとなりましたよ。あれめっちゃよかったのよ!びびったもん。
いやー、一瞬わたしとあまとの心が通じ合ってるのかと思ったわ。はははは図々しい。
その前段階として、こっちゃんがウエクミから(ということは『霧深きエルベのほとり』のフロリアンの話ですね)「あなたはどんなにダメなときでも一定のラインは超えてくる」ということを言われて、それが大事という感じの話。言い回しなどは違ったかと思いますが。
人間だから不機嫌なときも体調が悪いときもスランプもある。日によって、役によって、調子の良し悪しはある。
でも仕事でやってる以上、ある程度のクオリティはほしいですよね。そのうえで「今日は覚醒してんな!」みたいなのが見られると嬉しいけど。
こっちゃん・さりお・あまとの3人とも優等生なので、役が合わなくても調子がイマイチでもそれなりのものは見せてくれる。
いい舞台人たちです。
あとひさしぶりにかれーちゃんの新人公演『エリザベート』も見た。
何年か前に配信で見たときは「私は耳音痴だし別に……」と思ってたんですが、今朝見たらなかなかにすごかった(笑)。
いやー、かれーちゃんって歌が上手くなったんだなぁ。声がよくなった。
すごい努力の結果で現在があるのね。
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