『NINE』感想・2

月組シアター・オーブ公演『NINE』9月11日(金)11時公演の感想の続き。

うまくまとまらないので思いつくままに。

・開演前に見た『NINE』公演プログラム、折り畳まれた見開きの、斜めに崩折れるように椅子に座るちなつのあえての汚しメイクにものすごくさっしーを感じるわ。

・映画フィルムに縛られるちなつ。作品上の意味は意味として、ヘキに刺さるやつや。

・電話線に巻かれるちなつもあったな。

・ちなつの歌やセリフはもちろんのこと、立ち方が素晴らしかった。グイードの、力失っての肩や腕のうらぶれた感じ。背中で人間を見せる。
かっこいい場面はもちろんとてもかっこいいし、笑わせてもくる。

ラスト近く、みうみんの子グイードが歌うところでちなつは涙を流してましたね。

・フィナーレのちなつソロダンスはタバコを口にしながら。

現実世界のタバコは苦手ですが(煙いので)、舞台上の男役のタバコは別物よねぇ。ファンタジーとしてかっこいい。

・ダルマ(パイナップルの女王的な)のまゆぽん。うあーーーー!!(感謝)って感じ。
まゆぽんは普段でも深いスリット入りの膝丈スカートでおみ足を披露してくださるし。上級生男役の女装ってなんでこんなにありがたいんだ。

・まのんとのの子の「スパの聖母(姉妹)」は物語の額縁みたいだなぁ。
この世の者かもわからない。
メイン格というには難しい役で、美渦さんのカルラのほうが役柄的には大きい。
フィナーレの立ち位置で路線娘役としてのポジションを調整してるように感じました。

彼女らがいるスパは、グイードが通っていた学校を思いだすという建物らしい。
つまり、幼き日のグイードが娼婦とのかかわりを罪とされた場所。
そのスパでグイードが再生し、9歳である意味止まっていた自分の人生を動かし始めることに意味があるのかな。

・グイードのママ役のるねぴ。
聖母のような佇まいなのに「あの子のことは理解できなかった」とさらっと突き放すのが怖い。ずっとずっとずっと突き放されてるんだよね。
グイードはママ大好きなイタリア男だからなー、母から受け入れられなかった記憶が彼の喪失の原点か。

ただ、るねぴ演じるママはグイードの心象風景(つまり現世の人ではない)だと思うから、本当にママそのものかどうかはわからないのだけど。

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