
雪組梅田芸術劇場公演『波うららかに、めおと日和』のライブ配信の感想の続き。
深見龍之介/あがちん
瀧昌の同僚の深見は「MMK(モテてモテて困る)」な設定。
あがちんのビジュアルならそりゃモテてモテて困るでしょーよ!
ひたすらに顔がいい、スタイルがいい、ちょっとスカした感じもまた良し。
軍服はもちろんのこと、ロングコート姿の映えること。
眼福でございました。
芙美子との見合いの場、百貨店の喫茶室でのシーン。
机に肘をつく手の指が長くて美しいわーーー!!!
手が大きいのよねぇ。あの手の組み方、見せ方にすごくこだわっただろうなぁ。
腕や指の長さも天性のものよねぇ。いやもうご両親に感謝。
この見合いで深見は「結婚に恋情は不要」みたいなことを言ってた気がする。
けど、どう見てもかすみさなちゃん演じる芙美子さんのこと好きすぎるよね。
「可愛いですよ」だけでなく「許して?」はずるいなーーーー!!
どこであんなの覚えたんだ。怖い。深見中尉が怖いのか中の人・あがちんが怖いのかわからん。
歌はさておき、体の使い方はさすがのダンサーで。
嵐の場面で、よくあんな動きができるなと。
芳森芙美子/かすみさなちゃん
とにかくできる娘役である。ありがてぇありがてぇ。
この公演、主演コンビはいいとして、男役2・3番手格の歌がたいそうアレなので、かすみさなちゃんの歌唱力に助けられるのである。
最近、ちょっと怖い役やら貫禄あるのやらが続き気味なところでありますが、芙美子さんもそうと言えなくもない。
最初の方は澄ましてるしね。
でも深見中尉とのいろいろで少しずつ崩れると鎧がはがれていくところが上手い。
「私は可愛い女じゃありません」と強がるのも、まぁベタではあるんだけど、それを上手く演じるのは彼女の技量よね。
あがさなの並びは、かすみさんちゃんが小柄なのもあってかあがちんの見映えの良さが増すわ。
リアル男女感がある。でも小娘っぽくないのが素敵。
その他いろいろ
・ストーリーテラー的なポジションに半玉(芸者見習い)の小菊と久桃。
小菊はふだんは男役の夢翔くん。娘役違和感ないね、可愛い。
久桃は白綺さん。動きがきれいねぇ。声も美しくて通る。
・ストーリーが薄いためか昭和歌謡たっぷり。
音楽で埋めてきた感がすごい。いろんな人に出番と見せ場があるのはいいところ。
しかしだな、場面によっては歌手がさんちゃんだったりしてびっくりするんだぜ。
さんちゃんの番手と出番を考えるとこうやって色をつける配慮はわかるんだけど、耳には優しくない。
さんちゃんの瀬田の出征シーンはベタだけど泣ける。
・まなはる演じる柴原中佐、普段は「江端中尉」って呼んでるのに、嵐の場面で「良くやったなぁ!瀧!!」って名前を呼ぶのがいいですよね。
親を亡くして苦労した瀧昌の父親代わりみたいな人ですから。
・嵐の場面、たしかはいちゃんだったと思うんだけど、すごい勢いで滑っていったのにびっくりした。花組のらいとバウ思い出して海に呑まれるかと思った。
・セーラーの律希くん、可愛い。
それにしても若いのに安定してるなぁ。
・なつ美の母・関谷さつきのゆきのちゃん。
きれいねぇ。
男性への上手い甘え方、ゆきのちゃんにされたらなんでも言うこと聞いちゃうでしょ。
・柴原中佐の妻・郁子がすわんちゃん。瀧昌の母替わりみたいな役どころですね。
まだまだ下級生だと思ってたらいつの間にか素敵な女役さんになってる。
・めおと日和の芙美子さんがタイピストということで祖母のことを思い出した。
大正生まれの祖母が当時は花形だったタイピストを大阪でしてたとき。叔父が危篤と言われて急いで帰省したら本人はピンピンしてて、それどころかすでに夫が用意されてて「結婚しろ」と言われた。そしてそのまま19才で田舎で結婚したらしい。
恨んだだろうなぁ。
大都会の大阪で、しかも憧れのタイピストになれたのにと思うとやりきれないと思うよ。
でも当時はそんなもんだったんだろうね。
しかも結婚の理由が一人っ子の祖父が戦争行くからなんとしても子どもを残さなきゃってんだから、ほんと女性に人権なかったよね。
今は多少マシになったんだろうか。少なくとも女性が独身でも生きられるようになったし。


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