先日放送された、いまっちさんこと真瀬はるかさん(元花組92期男役)がゲストとしてご出演のNHKラジオ「妄想ミュージカル研究所」を聴きましたよ。
ネタの宝庫でした。
ラグビー
いまっちさん在団中の「宝塚おとめ」に、趣味・特技として「ラグビー」があったんですよね。なにそのジェンヌらしからぬ趣味・特技……とはなはだ疑問でした。
ただ、その疑問を解消する手立てとてなく、「真瀬茶行きたい……」と呟いてる間に宝塚をご卒業されたのでした。
(なので、気になるジェンヌさんのお茶会行きたいとか思ってたらさっさと行った方がいいよ。退団後に表舞台に出るとも限らんし)
で、ラグビーの謎がようやく解けたのがこのラジオ。
いまっちさんは子どものときに、兄君たちといっしょにラグビーを習われていたらしい。
だから小さいときは全く舞台方面に行く感じではなかったわけだ。
ゆえに、宝塚音楽学校受験で発表するレッスン経験がいまっちさんの場合は「ピアノ4年、ラグビー8年」なわけだ(笑)。
ふつうは「バレエ○年、ピアノ○年」とかなのに。
ていうか、このときの受験生の声真似(いや、実際に受験して合格したんだけどね)が男役・娘役版両方を声を使い分けて面白くも流石だった。
しかしだな。「ラグビー8年」が一番長い習い事なのに、それで92期の入団次席なのがすごい。
予科時代だって委員(4番以内)で、たぶん予科の後期は首席だよね? 93期合格発表で「発表いたします」って言ってる写真を旧音校で見たし。
芸能って、努力もだけど才能の占めるところって大きいよなぁ。
天の声
そんなラグビー少女だったいまっちさんは小4でたまたま『エリザベート』を見て宝塚を志すことに。
男役の群舞を観ているときに「私、ここにいるよ」という声が聞こえたらしい。
時間は飛んで研3くらいのときのこと。男役の大階段の群舞に初めて選ばれて舞台に立っているときに「私、ここにいるよ」と思った、とか。
だから子供のころに聞いた声は将来の自分の声だったかもしれないってことですよね。すごい伏線回収です。
スピリチュアルだけど、でも、そんなこともあるのかもしれない。
心の声はこの1回だけではない。
宝塚を卒業し、『ウィキッド』を目指したときは「あんた今のままじゃ全然ダメだよ!歌も全部勉強しなおし」!
「私、ここにいるよ」との温度差で風邪ひくわ。ああ、スパルタ。
もっともいまっちさんは在団中から「マナセン」呼びされるくらいに先生ぽいお方なので、愛あるお叱り、𠮟咤激励なのかもしれん。
外部へ
宝塚を卒業後、一線を退いていたいまっちを舞台に呼び戻したのはイケコ。
(いまっちさん、最初は教えの仕事とかしてましたよね)
初舞台もネバセイだし、宝塚時代は縁のなかった『エリザベート』東宝版に出演したのもイケコのおかげ。
外部の『オーシャンズ11』もイケコですね。
歌
なにせラジオが「妄想ミュージカル研究所」なもので、ちゃんと歌のコーナーもあるのでした。
3曲くらい歌ってたっけな。
外部のミュージカル曲は詳しくないのであっという間に忘れるんですが、さすがに『エリザベート』はわかる。
デュエットで「私が踊るとき」を披露、もちろんいまっちさんはシシィです。たぶんトートもできるけどな。
歌詞が宝塚版とは違ってので、東宝版……なのかな。(昔、観たけど忘れた)
違い
いまっちさんの芸歴は長く幅広い。
どこでも活躍したのはその高い実力ゆえでしょう。
いろんなところで活動していたので、舞台人として、宝塚と東宝などの舞台と劇団四季との違いもわかるわけです。
宝塚は良い意味で部活。
みんなが人のために動くし、教える。
休みの日や稽古時間外でも「やるよー」と声がかかれば「イエーイ」みたいな。
外部の舞台は2時間で振りを覚えるアイドルとかがいてすごい。
劇団四季は一番個人主義かも。
キャストに選ばれると、出来上がった座組にいきなり放り込まれる感じになるので、前のキャストに聞いたり映像を見て振り起こししたり。
ざっくりとですがこんな感じだったかなぁ。違ってたらすいません。
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