ひっとんサヨナラショー・1

星組大劇場公演『記憶にございません!』『Tiara Azul -Destino-』千秋楽に引き続き、「舞空瞳サヨナラショー」が行われました。
娘役トップスターの単独退団ですので、サヨナラショーは約15分。

舞空瞳サヨナラショー・セットリスト

まずは披露された楽曲。

セットリスト

『ロミオとジュリエット』いつか(舞空&礼)

『Ray』Swinging on a star(舞空&男役)

『王家に捧ぐ歌』エジプトは強い(フィナーレ)(舞空&娘役)

『Gran Cantante!!』Gran Cantante!!(煌&紅咲&水乃)

『めぐりあいは再び next generation-真夜中の依頼人-』ミッドナイト・ガールフレンド(舞空)

『ディミトリ』運命に結ばれて(舞空&礼)

『めぐりあいは再び next generation-真夜中の依頼人-』The Next Generation!(全員)

花組時代の曲はミュージックサロンで歌い、大劇場のサヨナラショーでは星組時代の曲で揃えました。
いずれもトップ娘役時代のものですね。
(というかトップ娘役じゃない星娘時代が「食聖」だけとごく短いのだが)
選曲も場面ごとの人選もほぼ王道。

なお、終演後の流れは通常どおり。
サヨナラショーの前後を組長の退団者紹介でつなぎ、退団者は学年順に大階段を降りてご挨拶、トップスターの挨拶と数度のカーテンコール、最後にトップコンビの緞帳前で終了です。

『ロミオとジュリエット』いつか

大階段に濃いピンクドレスと白手袋のひっとん。
ロミジュリの「いつか」。
まだ出会わぬ恋人を想う歌。
ひっとんのソプラノが美しい。

下手花道からこっちゃんが登場し、そのまま銀橋へ進みながらデュエット。
こちらは濃い青の衣装です。

ことなこは本舞台で合流し、運命の恋人の出会いそのものの様相を見せました。

『Ray』Swinging on a star

ダンサブルな曲に変わってこっちゃんがはけると同時に上級生・路線男役中心に16人くらいかな、紫のドレス燕尾で登場。こっちゃんの去り際の指クイは好物。
ありちゃんがひっとんをリフトし、きわみ・あまとがひっとんの両腕を取る。
銀橋へ出るひっとんが男役に投げキスし、3人が互いをいたわるように肩ポンするのもいい。

「いつか」はトップコンビの瑞々しい愛と歌を見せ、ここではスーパーダンサー娘役・舞空瞳の姿を見せる。
男役たちの真ん中にいて可愛くかっこよく歌い踊る。
歌やダンスの力量だけでなく、男たちをメロメロにする可愛さも秀でていた娘役さんなのだ。

『王家に捧ぐ歌』エジプトは強い(フィナーレ)

大階段をシンプルな青のドレスの娘役が降りてきて、この曲は……まさかの「スゴツヨ」。
正確には「エジプトは強い」のフィナーレバージョンです。

「すごい強い」「すごすご」「つよつよ」の脳直フレーズ、最後は「どの国もすごくて素敵」とまとめる雑さにキムシン~~~~!!!となりますが、クセになります。
しかしサヨナラショーという特別な場でもってくるとは思わなかった。

歌詞と音楽に気を取られつつも、星組娘役たちのドレス捌きは美しい。
さらに入団同期で退団同期のくれさきさんと水乃ちゃんが白のコサージュを胸元に飾って近くで踊っているのである。
感動と「ナニコレ」が入り混じってカオスである。

この選曲は、ひっとんの計算なのか?

『Gran Cantante!!』Gran Cantante!!

退団同期の煌&紅咲&水乃(敬称略)による銀橋。
先ほどから舞台にいた娘役2人は下手へ、そして黒燕尾の胸元に白のコサージュを飾った煌くんは上手から登場して銀橋に乗り、3人で左右に移動しながら歌い、最後は下手へはける。

あちらこちらへと動いていくのが、同時退団者3人の姿をファンの目に焼き付けてもらおうという心配りに思えた。

とっても、サヨナラショーらしい歌唱でしたが(婉曲表現)これも素敵な思い出。

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