姉からのメール・229・花組

姉からのメール

姉から花組バウ・ワークショップ『殉情(じゅんじょう)』の感想が届きました。
観たのははなこちゃんとあわちゃんのバージョンです。

花組 バウ 殉情 感想1

・私にしては珍しく予習?がされている公演でした

・殉情は、ちぎたっちんの宙組のを生で見ているし、一時期ハマっていたのでテレビで何回も見ているにも関わらず、谷崎春琴抄は読んでない。これはありなのかなー?さすがに一度読んだ方がいいんだろうか?と長年思いながらも、私の中でこの話は「殉情」として完結しているので春琴抄を読むことはこれからもないんじゃないかなー?っていう人の感想です。たぶんセリフは七割ぐらい覚えてると思うわ

・ちぎたっちんの殉情、一緒に見に行ったやん?、アレって2008年だって!!今からなんと14年も前だって!!怖くない??

・あの時はすっしーが利太郎で、バカ殿みたいなメイクだったんだけど(笑いとか所作とか演技はあの時からさすがのうまさだった…すごかった)、今回の峰果くん利太郎は普通メイクになってた!!これが令和の殉情なのね…。わたしはこっちの方が好き。せっかくなのでかっこいいの見たい。すっしーの利太郎、まだ宝塚見はじめて間もない当時の私には強烈すぎて、あの格好のままで終演後の挨拶で喋り出した時、私「利太郎が真面目に喋っとる…」と思って笑いそうになっちゃったんだけど、でも周りのお客さんは神妙なお顔をしてすっしーのお話を拝聴してらっしゃったので、ヅカファンすご!!と思った

・すっしーは強烈だったので覚えてるけど、キャスト、他は誰がいたんだろう?と思って調べたら、なんと美風組長がおきみおよしのおきみだったんだって!!そうだったんか!!おきみちゃんからお母さんへ華麗な転生…気づいてなくてびっくりよ!!あのおきみちゃんも上手かったなー、番頭に言われて春琴のところへ行くあのくだり、言いにくうぅぅ〜〜(-_-;)…感がすごくて笑。コメディに寄せた演技もめっちゃ上手いのねえ、しかも14年前から!!時を経て、上品だけどハッキリ物を言うお母はんになってたわ。ちなみにまっぷーもいたらしい

・前見た時は、舞台通してヒリつくような感覚があったけど、今回は全体的に空気が柔らかかったなー、ホワーっとしてた。はなこちゃん佐助には愛情が枯渇しそうにない懐の深さがあって、新鮮だった

・ただただそばにいたい、春琴のそばにいることが絶対的なプライオリティの一位っていうのは佐助の共通の人物像なんだろうけど、その中でも春琴への懐き度の高いはなこちゃん佐助だったわー。ニコニコが凄いもん。「連れといで!もうひとりの佐助を!」のところ、遠回しに褒められた( ^ω^ )ってなってるはなこちゃんがめっちゃ嬉しそう

・そういう佐助だからか、笑顔で悲壮感が薄まってて、ラブロマンス色が強いなーと思った、これはこれで新しいな〜と

・あわちゃん春琴は、たっちんに近い役作りに思えた。私たっちん春琴が好きで殉情にハマったのだけど、唯一好きじゃないところがあって、それが佐助に羽織を上げる時なんだけど。「勘違いしたらあかんでぇ」が、たっちんの春琴は少し嘲笑うみたいであまり好きじゃなかったのよ実は。今回のあわちゃん春琴はそこが違ってて、私の思う春琴に近くてちょっと嬉しかった。(原作を読んでないのに言うことではないかもしれないが…好みとして)

・羽織をあげるくだりで、にっこりした顔を見られまいとすぐプンスカ顔になる春琴かわいい

つづく

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