姉からのメール・190・花組
姉の『冬霞の巴里』感想の続き、3つ目ですね。
テンション高くて笑う。
花組 梅芸 冬霞の巴里 感想3
・最初の「皆様〜」の挨拶が既にどん暗い。シュコ?たまこだと思ってました、すみません
・エリーニュス?見えていないのかな?周りでグネグネされても、ひとこ意に介していない風だし?その割に話すし、アンブルのショーにもでるし、食事のサーブもする。写真もとる。結構物理的に干渉してくるのね…。血みどろのビスクドール。テーブルの間からニョキって出てくる手も、下から虫の様にズルズルと這い出すのもすっごい怖かった
・芹尚くんが女装をしていた。収穫(^^)。ダンスうまいので気持ち悪い動きもちゃんと気持ち悪い。褒め褒め。何回か見れたら芹尚くんだけ追う回とか作りたかったなー
・一番最初に歌うのがみおんちゃんだと思うんだけど、やっぱり上手いわ〜。早速美声が聞けてありがたい
・セットが凝ってた。柵の壊れ具合とか家具の雑多さとか、センス良くまとまってた。廃屋のくすみとぼんやりした明かり。リアリティありつつ、敢えて目につくようなポップな色をのせたりして、舞台映えするようにできてると思った。幕半分閉まった状態で劇が進行したり、普通はカットする生活音(食器を片付ける音などのノイズ)がそのままだったり、あまり見たことがない感じでおもしろかった
・号外!!って飛び込んできた子、めっちゃ上手い子がいる!やっばーー!!ってなった。セリフ上手くない?!良いのか悪いのか、宝塚っぽく無さを感じてしまった。とにかくインパクトがあったので、その後も追って見てたんだけど、動きもその年代の男の子っぽさ全開で面白かった。ダンスも踊れるよね?上背がなさそうなので、あれか、子役イコール娘役の法則に則り、娘役かもしれんのか、、、男役でありますように(男役が好きですので)と思って、幕間、シャルル誰やー!!とプログラム調べたところ、美空真瑠って言う子らしい。ひとまず男役なので良かった。…まるって?!名前、本当にそれでいいんか?!覚えやすくていいか
・下宿の人紹介の歌、雑多で享楽的で楽しい!結婚するたび夫が死ぬみたいなの、へそくりの情報と照らし合わせるとやばい
・この下宿の面々、きっと3本ぐらいづつ歯はないし、性病かかってるし、寄生虫もおそらく飼ってそう。シャルルはきっと栄養足りてない。貧困の行き着くところを表していてあながち遠い未来ではないかもよ、日本の。怖いわね
・しぃちゃんがちょっとしか歌わないだと…仮面を被るのが上手い。どっちの顔も本物感ある
・TOP HATでは、雷は男女の距離を近づけるロマンチックなものだったのに、こっちではこの有様。雨と傘のシーンでこうも違いますかっていう。ふわふわの雲…
・企み顔が似合うなあ、ひとこ。復讐に燃える歌は激しく、最後の歌は情感豊かに切なげに歌ってて良かった。復讐に囚われた人の熱、苦しさ、やるせなさとか感情が強く見える。ひとこが激しい感情を派手に見せてくるのでオクターヴの感情が頭に残って、みさきちゃんに関しては少しぼんやりしたんだけど、そういう風に敢えて演出しているとしたら、指田先生ちょっと恐ろしい。目眩まされた(私の捉え方がはまっていればだけど)。…ひとこは何もかもほっぽり出して眠ればいいじゃない( ; ; )
・アンブルのみさきちゃんは若いのに髪型とか大人っぽくつくってて、ひとこの姉設定でもそんなに違和感なかった。セイレーンの歌がめっちゃ上手くてびっくりよ。言葉少なく、でも引っかかりは見せてくる
・!!!、あすかちゃんその髪左半分どうしたの?!?!刈っちゃったの?え?あすかちゃんってそんなことする人?花組の綺麗どころだよ?!刈ったように見えるだけかな?実はうまく撫で付けるとそう見えるとか?素人にはわかんないけど…照明もっと明るくしてぇ、よく見えん……(オペラ必死で覗くタイム)…んーいや、コレマジで刈ってない?!やっちゃった?!!え、ちょっと待ってまゆ??まゆもやっちゃってない?さすがにそこまでは…女子だしね、オフとかあるじゃん。ほら、なんかテープ的なので?………。…これやってますわ…。うちの四番手、ガチでやっちゃってますわ……ってこの確認に5分はかかってたと思う
・ショーでオラつくのが板についてきたな、漢気見えてきた!と全ツクールビーストで嬉しくなりましたが、そこから芝居で、うちらにわかる形で表出するまでがめっちゃ早!!もう?もうか?!ジャンプアップが早すぎる。見た目だけでなく、表情から声から動きから全部男くさーー!!目を剥く濃い表情がgreat desire(コウズケノスケ)で、さすが、全ツでマイティ パート張っただけあるわぁ(^^)大したものだわ、凄かったあすかちゃん。めっちゃ良かった!
・つかさ。殺した兄は外道なのにもかかわらず、ちゃんと罪の意識を感じている芝居が良い。死んで当然ではなく、今後も心にずっと重荷を背負っていくだろうことが想像できて泣ける。専科の紫門ゆりやも男役だけあって独特の雰囲気があるねぇ、掴み所のないこの世界観にマッチしてた
・焼き栗、粒のデカイのたべたい
・エルミーヌってあの子か、顔見てわかった、多分Dream onのハワイの歌で舞月ちゃんの周りをくるくる回ってた子じゃ?違う??嘘かも…(調べなさいよ)。わたし冥界から最も遠いところにいます!うらみ?ふくしゅう??なんですかそれ?言葉では知ってますけれど…っていう役がバシバシにはまっていたわぁ、かわいい上手い。ひとこと結構絡むので、一瞬、ひとことどうにかなりたいのか?みたいに勘繰らないでもなかったが、あ、そんなんじゃないわ、違うわとすぐ打ち消せるぐらいのイノセントっぷりでした
・ブノワさんも上手かったなー、若いのに野太い声すごいね。みねかくん、倒れっぷりが豪快なので、頭打たない様に気をつけてね
・フェンシングも怖いよーとんでもない距離で顔付近でサーブルぶんぶんするものだからひぇーーーってなってしまう。まじで気をつけて!!…ここでオクターヴが本気になりかけた時、アンブルが不愉快そうになったのはなんでだろう?人前だから?言葉通りとってもいいのかな?人目のない場所でブノワさんをやった時はオクターヴを労るもんね?違ったっけ?
・虚と実入り混じる二幕始めの食事風景。いるはずのない人、交わるはずのない人が同席している。幕開けからこっちの脳を揺さぶりにくるねぇ〜。混乱してその世界に能動的に入らされる
・ヴァランタンのことめっちゃ見てるだいや。死刑しんどい、恩赦頼むわー、だいや好きなので!!相変わらずの男前、汚れててもめっちゃかっこいい。目が大きいのでイッてる感が否応なく出るのは得だなー笑。最近逞しさも感じます…なのに何でプログラムに写真ない?!嘘やん?!あのお衣装であの化粧(というか汚れ)でお写真とってあげて!!1ページまるまる使っていいよ笑(怒られる)
・一樹千尋さん。若干しゃべくりの声の人がよぎりつつ笑、やっぱ上手いわ、しわがれ声なのにセリフ全部拾えるのさすがだわ。キーと思われる話を結構するので、ここがわからないと??(´・ω・`)??が増えると思うんだけど、感情込みでスーッと頭に入って、記憶にガツンと残る。頭の中を滑っていかせないそのセリフ、観劇回数少ない勢としてはとてもありがたい。参りました
・年末地獄場面。非業の死を遂げるあすかちゃんきたわあぁぁ(//∇//)。自分が渡した銃でまさか撃たれるとは(だよね?)。あの、クリスマスブルーレイでほにゃーっとお話するあすかちゃんはどこへ…。(あ、でも、「お客さんの前のつもりで」の指示で途端にオラァってスイッチ入ったから、この変化も不思議はないのか…。)この最後の場面の頃には、ヴァランタンをあすかちゃんとして見れなくて、新しい知らない男役さんがヴァランタンをやってるように見えた。まじで凄かった
・この最後の場面、全員迫力が凄くて、息が止まった。会場中、固唾を飲む静けさと緊張感。もうやめなさいよ、でもどうなるか最後まで見たいってなってた。銃声がなる度、観客の私も心臓が跳ねたわ
・最後、こんなことになって欲しくなかったってアンブルが言うのはなんでだろう。わかってない
・あーなんか他にも色々書きたいことあった気がする。もう一回見たかったなー、わからないところもあるし。これ、三番手だからブルーレイ出ないのか…
つづく
みそまるへの「男役であってほしい」という気持ちはよくわからんが(私、娘役ちゃん大好きだし)、上手かったよねぇ。
そして毎度フェンシングへの食いつき凄いな。
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