花組シアター・ドラマシティ公演『Liefie』を観てきました。
7月31日(水)12時と16時の回のダブルです。
主演は花組のほのかちゃん。小公演の主演は『PRINCE OF ROSES』『舞姫』に続く3度目、東上付公演の主演は今回が初です。トップスターへの道は順調に開けています。
作・演出は生駒怜子さん。
こってぃバウ『夢現(ゆめうつつ)の先に』の人ですね。(未見)
公演プログラムには作・演出家のコメントが載ります。
中に、こんな言葉がありました。
「この言葉で、相手は嫌な気持ちにならないだろうか。」
「他人の痛みにどんなに思いを巡らせても、その痛みを完全に理解することは私にはとても難しく、」
そうですね。ごもっともです。とても大切なことです。
生駒先生の主張がよく伝わる作品でした。
思うことはいろいろありますが、とりあえず今回は良かったところを書いておきます。
もっとも私は「嫌な気持ちにならない」良かったことだけを書いて済ませられるような出来た人格を持っていないので、たぶん後でいろいろ書くでしょう。というか旧Twitterには書いてる。
・ほのぼのした作品。心底嫌な人が出てこない。
ちょっと悪そうな人ですら簡単に謝る。めちゃくちゃ素直。ものすごく善良。
基本的に後味はいい作品。
・椅子を使ったセット可愛い。
衣装も舞台装置も色味がきれい。
主人公が仕事で使う椅子と机を収納できるの、ちょっとほしい。(ニトリとかにありそうではある)
・客席降りで間近でみたほのかちゃんが白くて発光してた。強く、美しかった。
堅実な芝居もすごくいい。
・「ほのぼのやろうぜ、せーの」主題歌(?)のインパクトと忘れられない度の高さ。
それ以外にもメタ演出が多くて、演出家の愛と観客を楽しませようという気概を感じた。
・ひねくれて育ったけどどう見ても寂しん坊なだけのだいやレオの可愛さ。
・初音ヤンはびゃんびゃん飛んで運動神経すごかった。
・新聞社コーラスがすごい。
・海叶くんテオのダンスがかっこいい。
・新入社員ピーターかがみくんのヨレヨレ芸が上手かった。
・真澄さん演じるアンナのまともさに救われる。
・カフェ店員のセンター分けの方、面白い芝居する子だな。颯美くんかな。
・ヒロインの祖父役・ヒロさんの演技も存在の仕方も、なにもかもが好きだ。
・ジェームスを演じるまいらの安心感。ヒゲも似合う。
・ヒロイン・ミラのはづきちゃんの歌の上手さ。
・レオ(だいや)に対するハンス・ゆかちゃんさんが包容力無限大。
『リーフィー』16時公演、ご挨拶でほのかちゃんに噛み噛みの神が降臨してたのだけど、「ありがとうございました」のあとにだいやに軽く覗き込まれて自分で両方のほっぺたを叩いてるのが可愛く、最後まで平和でした。
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