『黒蜥蜴』感想・4

宙組『黒蜥蜴』3回目を新公日の昼(6月18日13時)に観てきました。
ほぼ初日ぶりです。

・初日から1ヶ月近く経ち、黒蜥蜴がタイトルロールなのは変わらないけど、宝塚的なパワーバランスに寄せてきたのでは、という印象を受けました。
明智の存在感が増して、明智と黒蜥蜴/緑川夫人の恋模様の色も濃くなった。
ずんちゃんもはるさくちゃんも剛腕です。

「私だって女ですよ、誰が好きになろうと勝手だわ」からの黒蜥蜴の動揺と、明智の不敵さ。
そして明智が黒蜥蜴を追い詰めていく迫力。
船上で松吉に化けた明智が漏らす黒蜥蜴への想い、そして受け止めきれぬ死の重さ。
東京の変わらぬ日常が明智にとっては一変したと思わされる変化。

元よりずんちゃんは芝居が上手い人ですが、流れる血がそのまま明智であると思えるほどの演技でした。

そして歌。歌が上手いんだよおおおおお!!!
難しそうな歌を難なく歌う。舞台の空気を作る。
同期の元トップ・こっちゃんほど言われないけど、ずんちゃんの歌もすごく上手いよね。

・愛すみれちゃんが手持ちの拡声器を使ってる件。
三島戯曲も岩瀬夫人の声はスピーカーから聞こえることになってます。たぶん一斉放送的なものでその場にはいないと思うけどね。

・原作にある侏儒(しゅじゅ、こびとですね)はさすがにそのまま使うわけにはいかないので、黒蜥蜴の僕になってます。
ぬるぬる這うような動きが怪しさと妖しさを出してますね。

・黒蜥蜴が作った人形の皆さんはお疲れ様でした。微動だにしなくて凄かった。
姿かたちの美しさと静止のさまに、生身の人間かセットか一瞬悩むほどでした。
布のついた額縁のようなものを自分で持ってるデザインも素敵。
曲とともに歌い踊り出すところもさすがの宝塚らしさ。

・明智の影のエイティーがめちゃくちゃかっこよかった。
スターダンサーに育ちつつあるなぁ。

明智の影メンバー、上手端の子の踊り方かっこいいな。悠久くんのようです。
前回の大劇場では代役もこなし、新公でも活躍で期待の若手男役さんですね。

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