6月16日に金沢に行ってきました。
お目当てはOSKの公演です。
北國新聞赤羽ホールは初めて行く劇場。金沢駅からバスで行きましたが20分程度で徒歩でも行けますね。
金沢のバス事情はかなりよくて、本数が多くてお客が多すぎない。メインの観光地行きならあまり待たなくていいしだいたい座れる。
(ただし宝塚の公演のときは混みまくり)
Suicaは使えるバスと使えないバスがありました。
赤羽ホールに到着したら「金沢舞台」さんのトラックが停まってました。
OSKの舞台の仕込みかしら?
開演前に赤羽ホールのある建物・北國新聞社の1階の読者プラザで時間つぶし。
新聞ができるまでや歴史の展示、金沢文化の映像などけっこう楽しい。
北國新聞や富山新聞のデータベースもあって、「宝塚音楽学校」で調べるとタカラジェンヌが合格したときの記事も出てきます。当然、みなさん本名です。
月娘1の海ちゃんの合格記事もあったんですが、中学卒業当時からとてもきれいなんですよ。さすが中卒で1発合格するだけある。
胸から上(バストアップ)の黒のレオタード写真だったので、音楽学校受験用に撮ったものかもしれない。首の長さが白鳥を思わせます。娘役はこうでなくちゃ。
OSKは10時公演のみ観てあとは金沢観光です。
福井から金沢はあまり遠くないですが、近年はだいたい宝塚観劇でしか来てなくて、案外観光してないんですよね。
とはいえまずは腹ごしらえ。
赤羽ホールの近くの「Cafe de H(アッシュ)」でクレープを食べます。
ここのお店は電源があるのとWi-Fiが使えてありがたい。食べ物もおいしいけどね。
甘いもの食べたい欲でキャラメルのクレープにしましたが、お食事系クレープもあります。あとカカオ入りのカレーも気になった。
金沢能楽美術館へ。
1階の入り口付近は無料で見られます。能面の展示が中心です。
能面にも型紙があるんですね……!考えたことがなかった。
2階(撮影禁止)がけっこうおもしろかったですね。
現代の作家さんによる能面などなんですが、モザイクが施されていたり、鬼の角をあえて切って「ないこと」による無限の想像を巡らせたり。
通常は松が描かれる鏡板も現代アート風で、とても素敵でした。
そして禅の庭を思わせる哲学的な「鈴木大拙館」。とても好きです。
ここは金沢歌劇座の近くなので、宝塚のついでにも何度か行ってます。
泉鏡花記念館は初めて行った気がします。
こじんまりとしていて、でもなかなかいい感じの記念館でした。
ヅカファン的には『夜叉が池』をベースにした星組の『龍の宮物語』でおなじみですね。
泉鏡花記念館では北陸新幹線開通記念で福井もフィーチャーされてました。鏡花が東京へ行くとき、福井方面を通って行ったという話。
福井の昔の地図などが展示されてると、つい自分の家のあたりを探してしまう。
金沢駅から徒歩15分くらいの「謎屋珈琲店」にも寄りました。
前夜、金沢にすてきなカフェはないかと探してて見つけたんですよね(そのせいで寝不足だからバカである)。
金沢のお店ですが、東京の根津にもあるようです。
メニューには『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』で見覚えのある人文字の暗号が踊る……!
このお店は国内外のミステリや推理小説をテーマにしたフードがいっぱいで、遊び心が刺激されます。
わたしが頼んだのは「緋色の研究」。サンドイッチにトマトソースが添えられてます。
ホットサンドになると「黒猫の三角」になるのが面白い。
そしてコーヒーは「エラリー・クイーン’s アメリカンブレンド」です。
メニューによってはクイズがついてきて、解答するとなんかサービスがあるっぽい。
単価はお高めな店ですが(お客の回転率も低そう)、コーヒーはたっぷり。クイズをゆっくり解いてもらうためかな。
お客さんがみんなせっせとクイズを解いてる姿ってのはいいもんです。すごく楽しそう。
趣味に明け暮れる場は充実感で満ちていて、こちらも幸せのおすそ分けにあずかりました。
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