『歌劇』2025年1月号

ちょっと今更ですが、年末に届いた(定期購読なもんで)『歌劇』について。

◆新春ポートレート

ほとんどの男役さんは着物に緑の袴、トップ娘役さんは華やかな振袖。
着物の良し悪しはわからないけど、きっといいものなんだろうな。
(毎年の手配、お疲れ様です……)

ちなつの着物はフェニックスや鳳凰を思わせる。
『万華鏡百景色』の「地獄変」の場面も思い出すけど。

今年が最後となる専科のカチャは和洋折衷というのだろうか?
手には帽子、ストールを帯の代わりにし、着流しのようにして足元も足袋に下駄なのにモダン。
カチャのファッションは毎年面白かったなぁ。

洋装はこってぃだけ。
ふっと息をつける爽やかさ。(いや、濃いんだけど)

全身ポートのひなこの頭身バランスがすごすぎる。

◆新年に寄せて

劇団関係者の演出家その他とトップコンビや管理職のご挨拶が載りますが……。

・小池氏のところに「昨年宝塚内外の公演で四公演連続、稽古開始日に「ハラスメント講習」を受けました。」と。ハラスメント講習自体は大切ですね、ええ。
しかし、続くところが気になった。

50年近く前の、小池氏が入団したての頃に変容する時代のモラルの中でため息を漏らしていた明治生まれの先生方を思い出した、という話をするのは言い訳のように思えてしまった。
モラルは時代によって変わる、つまり、自分のしてきたことは(旧モラルなら)間違いではなかった、という言い訳に。

もっとも小池センセイがしたと報じられた事件は、宝塚歌劇団からも、小池氏を演出に使う外部からもなんのコメントもされていないので、真偽のほどはわかりませんとも。ええ。

・装置の大橋先生、宝塚に携わって59年目だと!?
たまに私が生まれる前から宝塚を創ってこられた方がいらして驚く。
装置とかも定年ってないのかしら。それとも委託みたいな感じ?

・稲葉先生が入団25年を迎える……だと……!?
いつの間にそんなに……。(私も年をとるわけだよ)

・藤井センセイ
「昨年は体調に関して色々と思うところもありましたが」
お酒の飲みすぎか、週刊誌関連か。

・指田センセイ
「昨年は途中から心身の不調で休職」
こちらはふつうに(?)週刊誌関連かしら。

昨年はいろんな演出家がハラスメント関連で話題になりましたから。

・谷タカヤ氏
「あとひと月ほどで我が家にも新しい家族という名の夢がやってくる予定」
子ども産まれるの?

・町田センセイ
「一昨年産まれた次男が家族に加わり」
知らないうちに2人産んでた。

・栗田せンセイ
「目下育児休業継続中」

復帰タイミングに悩んでおられるようですが、こちらとしてはいつでも復帰をお待ちしております。
でも無理しないでね。

男性の演出家だけじゃなく、女性の演出家さんも産休・育休取れるのは大事だよね。

◆宙組公演座談会

ジェンヌさんがお着物の中、大野くんはいつもどおりだ。
(でも公演プログラムの写真は飛ばしてるので、気になる方はぜひご覧ください)

「110周年の節目なので「宝塚」という言葉を題名に入れなさいと言われた」
ああ、宝塚を観始めた90周年のとき、どの作品タイトルにも「宝塚」「タカラヅカ」と入っててなんかげんなりしたのを思い出した。

◆カチャを送る言葉に月組のあさぴ。
組外からスター格でも管理職でもない人が入るのは珍しい……と思ったら、お手伝いだったんですね。
そのときからカチャの一人称は「ワシ」だったのか。

◆Watch the 4thは宙組107期。
ありがちな言葉になりがちなところでファンの心をつかもうとネタを仕込んでくる風翔くん。
こういう子好きだわ。

◆宙組のえと文、何ヶ月ぶりだっけ。(※2023年11月から消えてたみたいです)
前回途中で終わったもえこから再開。おめでたい。

ありちゃんはほんとに少女マンガ絵が上手いな。

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