花組大劇場公演『Jubilee』を3回観たので思い出し書き。
ショーは何回観てもいいですね。見るたび発見がある。
作・演出は稲葉太地センセイです。
章タイトルはプログラムより。英語タイトルと日本語タイトルの合わなさが正直気持ち悪いのだが、稲葉先生なりのこだわりなのであろう。
使われていたクラシックの曲名は『歌劇』によります。
【Introduction(ファンファーレ)】
上手セット上のらいとの角笛からスタート。
今回、パレードセンター降りこそ外れたものの、やはり将来を担う若手という劇団の意思と期待値を感じる。
芝居『エンジェリックライ』に続き夢々しい幕開きですね。
歌い出しはだいやで、シンガーじゃないのに、とちょっと驚く。今回のショーの扱いの良さは嬉しくもびっくりした。
センターにあかさんとあわちゃん。
路線系の男役・娘役が登場する中にまじる湖華さんとひめ花ちゃん。強し。歌選抜かな?
【Prologue(新たな花園)】
ひとこちゃん、美咲ちゃんたちの総踊りプロローグ。
淡いピンクに白の、花組らしくもロマンティックな衣装。
ベルばらよりベルばらかもしれない。
タカラジェンヌがみんな銀橋をぐるぐる回ってくれて勢いが出て楽しい。
(次の場面の準備のためか、ほのか、はなこ、だいやは回ってません)
トップコンビお披露目にふさわしい、若々しさが感じられるプロローグです。
ゆりちゃんはロイヤルである。
【Girl Hunt(あの子を探して)】
チャイコフスキーの「くるみ割り人形」
ほのか・はなこ・だいや銀橋。
スカーフの色が3人違うのが初心者にも親切仕様ですね。
上手から下手へとワチャワチャしながら歌う。
ほのかちゃんの表情筋が炸裂し、前(銀橋)に出ようとするはなこちゃんがものすごくはなこちゃんぽいなと。
本舞台には前場から残った花園の紳士・淑女も。
途中から雰囲気が変わり、美咲ちゃんたち娘役は紫の花「バイオレット」として登場。
「110年待っていた」と歌うのは宝塚歌劇110周年だからですね。
男たちの精気を吸い取る系の花々。バイオレット……菫だけど、食虫花かもしれない。
若手の娘役まで表情が怖い。笑ってても怖い。
バレエ風のダンスでたくさんの娘役で男役を責め立て、膝をつかせるのもすごいものがある。
【Secret Garden(秘密の祝祭)】
ベートーヴェン「月光」
振付・三井聡先生。
ひとこをセンターにした男役群舞ですが、最高ですね。ひたすらにしびれます。
ひとこ以外は赤のスーツです。
それにしても神選曲ですね。
ピアノ曲の静謐さがひとこには似合う。
クラシカルで正統派な美しさです。
前場面に出ていたほのか・はなこ・だいやは途中から合流。
ほのか・はなこはひとこと絡む。
だいやは絡みなしだけど、すぐにセンターにくるからいいや(笑)。
最後は銀橋に居並ぶ。
かっこよくてやばい。ちなみに銀橋の並びはほぼ学年成績順かな。
男役銀橋では目の前にきたまいらがニコッとしてくれて昇天しかけた。
【Aperitif(旅人)】
ウェーバー「舞踏への誘惑」
旅人カチャと極楽鳥あわちゃんのシーン。
カチャは銀橋で歌い、あわちゃんは本舞台で踊る。
あわちゃんは完全に娘2のポジションですね。
可愛くてダンスが上手い。
モフモフつきの黒ダルマもお似合いです。
【Hot Rhythm(リズムの洪水)】
モーツァルト「フィガロの結婚」
中詰です。
銀橋歌い継ぎであかさんだけはグラスを持っている。
ひとこ美咲のダンスでまいらが歌を担うところあり。
客席降りありで、降りるのも、銀橋に残るのもほぼ学年順かな?
前回の星組公演で「良席すぎて目が合わない(笑)」と思ってたのに、今回の花組公演ではわりと合ってた気がするのはなぜ……。
席も生徒さんの学年も似たようなもんだぞ。組の性格か?
今回は通路席であかさんやだいやが通るところでタッチしていただいた。
すずみなさんにも盛大にかまってもらい、銀橋上のリリーたんやみそまるもガン見した。
超たのしかった。
B席も2階S席も好きだけど、客席降りがあると1階席でしか味わえないものってあるよね。
トップさんたちもサービスが凄いらしいので、1階席中盤~後方あたりも楽しそうですね。
コメント
私は来週金よう、やっと、観劇です芝居は、賛否両論ありますが、若い谷先生だから衣装も綺麗と、思うし、期待してます