ライブ配信で見た『ほんものの魔法使』の感想の続き。
しゃべれる犬・モプシーのあがちん。
可愛くて役柄上めちゃくちゃおいしかったですね。
配役が発表されたときからネタ的に楽しみにしてましたが、予想よりもうまくて予想よりも面白かったです。
まず犬の鳴き声。
上手いんでやんの。
ジェンヌさんって、役者さんだけあってちゃんと動物の鳴きまねとか上手いんだよね。
ちょうど星のロミジュリを見たあとくらいだったので、「きわみといい（マーキューシオ）あがちんといい、犬の鳴きまねばっかやってる（笑）」と変なツボに入りました。
そういやきわみくんとあがちんは音校時代はお掃除場所がいっしょな予科本科＝「分担さん」だったってマジですか。
なにそのビジュアルで選んだみたいな関係は。
それに、動きもちゃんと犬やってんのね。
序盤のほう、ジェインがマジックで出したハンカチでサークル作ってるモプシーがマジで犬でした。
昔飼ってた犬を思い出したわーーーーーー。あんな動きしてたわ！
自分のしっぽをエンドレスで追いかけまわしてくるくる回ってたりねぇ……なんてことを思い出しました。
土を掘ってる動きとか、要所要所がちゃんと犬。
でもってなにげにすごい運動神経してるのにびびらされる。
お、オタクのくせに！！ なぜそんなに運動神経がいいんだ！！
（あがちんのことはオタクだと思ってます。オタクだったとして、運動神経が悪くなきゃいけない理由もないんだけど）
かと思うと、ファンタジーなので犬とも人間ともつかぬ不思議な動きをすることもあるのであった。
特に好きなのがおもちゃのピアノを弾いてるところですね。
神妙な顔をして、合ってるのか合ってないのかわからない伴奏をするモプシー。
あの意味の分からない可愛さが好きだ。真面目な顔して適当さが出まくってるし。
ピクニックではでっかいドッグフードを箱から直に食べてたな（笑）。
寝てるのも可愛い。
ジェインとの糸電話の場面では、ちゃんと耳を上げて糸電話を使ってるのがめっちゃ可愛い。
反則レベルで可愛い。
モプシーのソロ歌も可愛かったー。
出す声がいつもとちょっと違って高めなせいか、普段の公演よりうまく聴こえた。
とまぁ、モプシーはめちゃくちゃ可愛い役だったんですが、ときどきセリフで「男役」を見せてくるときもあるんだよね。
色物系可愛い役を堪能していると、不意にかっこいい話し方をしだすから困る。いや、困らんけど。
ちゃんと男役らしいところも出してくれて、キムシンありがとう。
それからフィナーレね。
公演2番手らしくセンターで踊る場面がありました。
ほんとセンター似合う、燕尾も似合う。
体格とダンス力と雰囲気と、努力もあるにせよ男役としての得難い資質に恵まれてるなぁ。
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