華ちゃん東京楽退団ご挨拶など・1
3ヶ月が経過してしまいましたが、7月4日の『アウグストゥス』『Cool Beast!!』花組東京楽のようすを書き残しておきます。
トップ娘役・華ちゃん、2番手男役・瀬戸くんの退団の日だったんですよね。
サヨナラショーや緑の袴でのご挨拶といったセレモニーが滞りなく執り行われました。
組長挨拶～サヨナラショー
『Cool Beast!!』終演後に花組組長・さおたさんのご挨拶がありました。
泣きそうな顔をしておられたのは、やはり瀬戸くんら長く花組にいたメンバーと別れる日だったからでしょうか。
まずは華ちゃんの履歴などの紹介。
内容はムラと同じだと思います。
華ちゃんのサヨナラショー構成もムラと同じです。
でも華ちゃんも、瀬戸くんにも盛大に餞がある素敵なサヨナラショーですよね。
セットリストは過去記事でどうぞ。
華ちゃんサヨナラショー・1 | 花園に雪が舞う・α (hanazono.info)
『はいからさんが通る』の「風の誓い」銀橋で瀬戸くんががかれーちゃんになにか耳打ちして本舞台へ戻っていかれました。
最後の日の内緒のメッセージですね。
退団者紹介・メッセージ
サヨナラショーの衣装から紋付き袴に着替える時間つなぎに、組長から退団者の紹介とメッセージの代読が行われます。
全部はとても書き留められていませんが、メモを残しておきます。
・すみな
（ファンに）あなたがいたから私は頑張れました。
東京宝塚劇場は立見券を求めて並んだ思い出の劇場。
・なっち
舞台で踊っているときの高揚感が好きで宝塚に入ってよかった。
大劇場千秋楽の無観客に悔しさは残る。
2度の休演を経験した花組にはいいことが起こると思ってこれからも生きていく。
・こりの
『Fairytale』謎の老婆は明日海さんの退団公演で自分の与えられた役割の大きさに怖くなったが、役と真正面と向き合うほど自分の味方になってくれると思えた作品。
明日からの宝塚歌劇もますますお客様から愛されますようお祈りいたします。
・るな
全国ツアーでは行ったことがないのが3県というほど全国を回らせてもらった。
春野さん、蘭寿さんとも『ファントム』の従者を大切にしてくれた。
同期の瀬戸の主演作すべてに出演できたのは嬉しい思い出。
・瀬戸くん
下級生時代はなかなか役がつかなかった。
よく上級生から「あきら、もっと頑張れ」と言われたが、その意味を本当にわかったのはだいぶ大きくなってから。
あのときもっと違う方法で死ぬ気で頑張れたんじゃないか、と今思います。
どんなに抜かされようとも死ぬ気で踏ん張り続けた。
主演のときはみんなが泣きながら祝福してくれた。
遠回りした経験が心を強くし、前を向いて進んでこれた。
退団者ご挨拶
緑の袴で大階段を降り、組と同期からのお花を受け取り、1人ずつご挨拶をします。
下級生からですが、最下が98期生なので上級生ばかりという印象ですね。
組長のメッセージ代読同様、内容は書き留められた分のみです。
・澄月
「今、目の前にお客様がいらっしゃり、無事この日を迎えられたことを嬉しく思います。」
・更紗
「東京公演初日、お客様の拍手に胸が熱くなりました。
この（幸せな）思いを胸に次の世界にダイブしたいと思います。」
・美花
返事がコメディエンヌらしい明るさでした。
「目の前のお客様の笑顔、幻聴でない拍手、花組全公演をできたこと嬉しく思います。
公演したいという想いだけではできない舞台を、忘れかけていた日常のありがたさを卒業直前に思い出しました。
この卒業公演、悪くなかったです！」
強い。明るくてとても素敵なご挨拶でした。
・冴月
お花渡しに現れた同期は芽吹ちゃんでした。
白ブラウスに黒のタイトスカート姿で、紅薔薇のブーケをもって登場。
なお、大劇場楽ではいぶちん、白薔薇でした。
「画面の向こうで見守っていただけた宝塚大劇場千秋楽も幸せでしたが、目の前のお客様がいる公演は幸せという言葉では足りないほど。」
・瀬戸
同期はいぶちん（梅咲さん）。
黒のノースリーブワンピース姿でした。
白のカサブランカのブーケをもって登場。
大劇場楽では芽吹ちゃんが赤いバラをもってきてくれたんですよね。
「これまで歩んできた道のりに無駄なことはなにもない。
そこでしか会えなかった人がいる、観られなかった景色がある。
皆さまから、大切なファンの方々から、花組の仲間たち、専科の方、スタッフ、すべての方からいただいた愛を胸に新しい世界に胸をはって歩みだすことができます。
皆さま今までほんとうにありがとうございました」
・華
髪には緑のリボンのみ。
ブーケはカスミソウに淡いピンクの薔薇かな？
とても華ちゃんらしい装いです。
「皆さまに卒業のご挨拶をさせていただけること、幸せに思います。
皆さまのご協力あってこの日を迎えられたこと、感謝いたします。
全ての時間が去ってしまうことに寂しさは否めませんが、かけがえのない時間を胸にこれからも生きてゆきます」
選ばれた言葉が美しく、とても落ち着きがあります。
さすがはトップ娘役さんです。
柚香ご挨拶
皆の退団ご挨拶が終わったら、花組トップスター・かれーちゃんのご挨拶です。
「華優希の卒業公演ですが、これまでも強かったのではございますが、お客様からあたたかいまなざしと力強い拍手をいただいて絆はどんどん強くなっていきました。
卒業する6名のまいた種は花として受け取り、必ず咲かせてまいります」
最後はフォーエバータカラヅカで幕となりました。
