花組バウホール公演『儚き星の照らす海の果てに』を観てきました。
3月22日(土)11:30と15:00の2回を見ることができました。
作品概要とか
今作『儚き星の照らす海の果てに』は、花組103期男役のらいとの初主演バウ。
そして演出家・中村真央先生のバウデビュー作です。
2重におめでたい。
現在、宝塚には中村暁先生(中村A)、中村一徳先生(中村B)が活躍中で、さらに中村真央先生が加わるとなると……ええと、中村C先生とか呼ばれるのかな。どうなんだろう。
ちなみに中村Aのお嬢さんなんでしたっけ。
今作は、公演概要にもあったとおり、沈没した豪華客船「タイタニック」が作品の大きなウェイトを占めます。最後は悲劇しか待っていないのは承知のうえで話が進みます。
主人公・トーマス・アンドリューズが船の設計師としてどう「タイタニック」に関わり、最期の日を迎えたのか。妻・ヘレンとの愛は。同じ船に携わった男たちとの友情は、等を描き出します。
公演のヒロインはらいとと同期の二葉ゆゆちゃん。これまでヒロイン経験はないどころか、新公でも路線に近い役どころすらほぼついてなかったような。
そこにきて急にバウヒロインが回ってきたのは、もうすぐ宙組に異動するからでしょう。
公演2番手はあっしーこと夏希真斗くん。かれも新公主演経験がない=路線じゃないのですがいきなりのバウ2番手です。
作品内のウェイトとしては、新公主演経験のあるみそまる演じるジョージ・カミング、そしてオリジナルキャラクターであるまのっち演じるモーリス・オサリヴァンとのトリプル2番手くらいに思えました。
ていうか、モーリスを一番描きたかったのかな?
よかった点
作品への文句はXにちょこちょこ書いてるんですが(こら)、とりあえずよかったところ。
・いちおうまともな日本語
・クセのないキャラクター
・時系列ゆえにわかりやすい話の展開
・とりあえず人がいっぱい舞台にいる
・踊りまくる花組生
・楽曲はほんとに良い
・ちゃんと花組生に役がある
・いちおう役名が呼ばれる
・らいとの長身からくる見映え
・あっしーの脚の長さ
・みそまるの芝居
・下級生の顔がいい
・花娘かわいい
・フィナーレでキザるおぶちゃん
・ヒロさん、じゅんこさんの存在
・峰果のゆかちゃんさんも
・らいとのご挨拶
今作で一番よかったのは楽曲だと思うんですが、いやー、難しそうな歌がいっぱいだった。
そして水(沈没)×斎藤恒芳はガチですって!
怖いって!!
人々が水に沈むときの迫力はすごかったわ……。
らいとのご挨拶
バウ公演なので、毎回主演のご挨拶があるのでした。
これがけっこうおもしろいの。
以下うろ覚えですが。
11:30公演では、らいとに噛み噛みの神が降りまくってたけどすごい勢いで喋るキャラが面白かった。
らいとは今回の音楽で泣けるという話をしていました。そして、
「今からこんなので千秋楽はどうなるんだ、でも千秋楽はかえって泣けなかったりして。と言ったら、あっしーが『だいじょうぶですよ〜らいとさぁ〜ん。目薬用意しとくんで⭐️』と言ってくれました。このギャップがね、可愛いんです。」
みたいな感じでした。
あっしーの真似をするらいとが面白かった。
15:00公演では化粧前のお花の話。
「花組さんだけかもしれませんが、娘役さんが相手役の化粧前にお花を飾ってくれる風習があって。今回は同期のゆゆちゃんが相手役なのですが、花粉症の季節だからかお花ではない別のものを。作中でアイリスのお花が出てくるのですが、それにちなんでリスがハートのメッセージカードを持ってるものを飾ってくれています」と。
アイリスならぬ愛栗鼠ってことか。
ていうか、らいとが自組のことに「花組さん」「花娘さん」とさんづけするのがツボでした。
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中村Aって!?