『Grande TAKARAZUKA 110!』感想・4

ムラは110期生の初舞台公演で、東京は組回りだけ。
初舞台ロケットも通常公演仕様に変更。
おだちんのソロが長くなり、最初は組回り110期生のみ踊る。
途中からその他のロケットメンバーが合流します。

というわけで東京からスーパーおだちんタイムが発生し、すごく楽しかったです。
おだちんは持ち味が渋めなスターさんだとは思うのですが、渋い中にも華やかさが増している。
10年前は初舞台生だったのにねぇ……と、ムラでも思ったことをムラ以上に思いました。

110期生組回りのたらゆめちゃんが可愛い。
若かりし頃のひっとんを思い出す可愛さと目立ちっぷりですね。
たらゆめちゃんはひっとんに比べてだいぶ小柄なのが吉と出るか凶と出るか。

・雪月の場面はとにかく美しい。
シックな色味の揃いの衣装にカツラで月組生の総踊り。
月組、なにげに和物多いですしね。(これを和物と言っていいかはよくわからないが)

狩衣に烏帽子をつけたれいこちゃんの美しさは特筆もの。
息を詰めて見たい場面です。

せんりちゃんの「荒城の月」も朗々と場を盛り上げる。

そして海ちゃんのダンス。
指先も衣装の裾のひるがえりも鬘の毛先まで美しく見える。
10数年の娘役としての精華です。

最後のソロもしんみりと聴かせてもらいました。
「少しだけさよなら」だから案外早く再会できるのかしら。

・フィナーレのメドレーも楽しい。
楽曲の楽しさにくわえ、どういう組み合わせで見せるかという配役の妙もありますよね。

みちるあましをセンターにした娘役銀橋が可愛い。きれい。
みんなちょっとずつ違うドレスになってるのも楽しい。
そしていつ見てもみうみんの可愛さと華奢さに釘付けだ。

・淡い青の衣装が似合うデュエットダンス。
ロマ劇を思い出した。
れこ海はいい作品に恵まれたトップコンビでした。

これまでだって2人のデュエットダンスは素敵だったけれど、どこまでも「トップコンビ」としての退団を前面に出したサヨナラショーを見たあとだと、より一層尊く感じます。

・エトワールはのりんちゃん。
若いけどなんの心配もない。美しい歌声を響かせてくれる。

・パレードでは目の前にいたせんりちゃんがいい笑顔だった。人を幸せにする笑顔です。

パレードのてら氏は、基本スッッとしてるのに視線を感じると「ニヤァ…」ってわずかに表情が動くのがツボでした。笑い方も個性あるよね。
いい三白眼だ。

てらくんは中詰の客席降りでの釣り方がすごいと評判ですが、それも味わいたかったああああ。

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