花組版『赤と黒』を見たんだ・1

だいや主演の花組バウホール公演『赤と黒』のライブ配信を見ました。
8月11日(火・祝)14:30の回です。
現地で観たいのはやまやまでしたが、早々に諦めました。リセールも取れる気がしないし。

スタンダールの原作をもとにした柴田先生の脚本に田渕センセイが手を加えた新バージョンです。
『赤と黒』は瞳子ちゃんやたまちゃんのなど見た記憶があります。
演出のためかどうかわかりませんが、今回が一番理解しやすかったです。芝居が短縮されたぶん、フィナーレもついたしね。

主人公のジュリアンは自尊心高く野心に燃えた青年。
『赤と黒』はそんな彼が時代と社会、人間関係(派閥)に翻弄され、愛により身を滅ぼす物語です。
彼が死刑に処されたのは、ジュリアンが庶民でありながら貴族であるレナール夫人を傷つけたからですし。現代からすれば身分ゆえの不公正です。ジュリアンが栄達を望むのはそれもあるのでしょう。

ジュリアンは野心に燃える誇り高い青年。
出世栄達を望み、人に軽んじられることが許せない。
給金よりも、自分が家族同様に扱われるか(召使ではなく)に重きを置く。
プライドが傷つけられたなら、それを回復すべく動き、あげく自滅の道を歩む。
レナール夫人の手を取ったのも、マチルドの部屋を訪れたのも自尊心と栄達欲ゆえ。
しかしそこから愛へ心が動くのがしっくりくる。

だいやジュリアンはこの愛の表現がとても丁寧で、自尊心の高さも繊細でいっそ可憐に映るほどでした。
これは演じただいやの持ち味や性格(生真面目)もあるでしょうが、学年と経験値(トップスターではなく初バウ主演)からくるものも上手くハマったのかな。
それでいて美貌と色気は今さら語るまでもなく。
配信の画面越しですが、登場から美しさは際立っていました。

1幕で強く見せる少年性のある演技力と、レナール夫人に迫る色っぽさで、男役としての能力の高さが素晴らしかったです。

衣装はどれも着映えがして美しい。シャツもコートも似合う。
でも一番ヤバかったのは僧服ですね。レナール家を追われてパリに向かうまでの修道院の場面。
男役は禁欲的にぎっちり着込んでこそあやうい色気が匂いたつ、というのが私の持論でございます。
『BUND/NEON 上海』ののぞさんと一緒ですよ。

ライブ配信のお伴に取り寄せた公演プログラム。

初日早朝にキャトルのオンラインで注文したの我ながらえらいと思う。絶対売り切れると思ったので。

今はポスターなどが売り切れているようで。
やっぱりだいやの顔がみんな好きねぇ。(それだけじゃないだろうけど)

10

コメント

タイトルとURLをコピーしました