『f f f -フォルティッシッシモ-』感想・3
雪組大劇場公演『f f f -フォルティッシッシモ-』2回目を観てきました。
2月5日(金)13時公演です。
NHKのカメラが入ってたから、そのうちBSプレミアムあたりで流れるのかな?
8K・4Kとかの放送もアリ?(←このへんは適当に言ってます)
初日近くに観て以来、約1ヶ月ぶりの観劇です。
2回目の観劇で衝撃が収まって楽しめました。
初見ではウエクミらしからぬ(と思ったのはたんなる私の偏見ですが)キムシンテイストなコミカルな導入に驚いてしまって、舞台を素直に楽しめなかったのですよ。
でも2回目だと、次にどういうのがくるかある程度わかってるので、お芝居をゆったりと楽しめました。
時代が縦軸に。
音楽が横軸に。
その中を精一杯生きる人々。
音楽は革命であるというのは、ミュージシャンであるだいきほのラストにふさわしい。
ベートーヴェンの、それこそフォルティッシッシモな生き方も、だいもんの鮮烈な宝塚人生にふさわしいものでした。
ラストの祝祭感あふれる大団円はやっぱりびっくりする。
全然関係ないんだろうけど、踊りまくる(らしい)インド映画ってこんな感じかしらと思いながら観ました。
でもラストシーンでの、金髪を下ろして白ドレスになった真彩ちゃんがめちゃくちゃ可愛いからいいや。
舞台の使い方はやはり天才的。
縦にも横にも広く使って飽きさせない。
オケピ内の階段でロッシーニ翼くんが指揮してるとことか可愛い。
1号セリだったっけ、あの本舞台の巨大なセリにでっかい2階建てのセットを組んでズモモモモと上がってくるところとかもわくわくするわ。
咲ちゃんと翔ちゃんが上下花道のセリから登場して、だいもんが銀橋に現れるところもね。
大砲を撃つのと大音量の音楽をぶっ放すのに合わせて背後の音符映像が弾けるのも楽しい。
・メッテルニヒのカリさんがかっこよすぎてどうしよう。
あの髪型いいよね。
けして大柄ではないのに、立ってるだけでも存在感があるのはさすがです。
これで退団なのが惜しいようなさびしいような、でも有終の美を飾りました。
・あーさだけ若いころからずっと通しで演じてるのね。
最初が医学生で「少年」という年齢ではないから通し役なのかしら。
ロールヘンをお産で失い、自失のさまが痛々しい。
耳が聞こえなくなって社会からはぐれたベートーヴェンを責めるにも見えた。
ロールヘンはずっとベートーヴェンを思いやっていたのに、ベートーヴェンがそれに応えなかったことに対する苛立ちもあったのかもしれない。
ロールヘンが元気なら心配ですんでいたことも、医者の自分が妻を救えなかったという状態にあっては。
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