『DayDream Dali』を見たんだ・2

雪組シアター・ドラマシティ公演『DayDream Dali』の配信を観ました。
4月19日(日)16時の回です。

その名はサルバドール

「サルバドール」と死んだ兄と同じ名をつけられてコピーとして生きることになったダリ。そして現実をコピーする画家にという流れは面白いな。
本人は「面白い」どころじゃないだろうけど、人格形成と芸術のかかわりが密接だ。業が深い。

この名前を再利用するみたいなの、日本にもあった風習です。
夭折した長女と現在生存してる次女の名前が同じで、事情を知らない次女が戸籍を見て「なんで私死んだことになってるの?」ってびっくりしたり。……ちゃうねん、あなたの前に小さいうちに亡くなったお姉さんがいたのよっていうね。

小さなうちに亡くなった子は玄関先の人がよくとおる場所に埋めて、ふたたび生まれ変わるようにというのも。(亡き子の魂がお母さんの足元から入ってくる的な)

なので「名前の再利用」自体はまぁあるよねーって感じなんだけど、両親のメッセージの質によっては辛いかもね。ダリが芸術家になるくらい繊細な人だし。

この繊細で閉じこもったサルバドール=ダリの魂を解放するには、ガラの破天荒さが必要だったというのはなんかわかる気がする。

ガラのエキセントリックさは「近くにいたらたまらないな」と思うけど、モテるのすごくわかる。
振り回されて大変だけど、代わりのいない存在なんだよね。振り回されるぶんだけ、その人のことを考えずにいられなくなるし。

星沢さんは2役。ダリの老年の恋人アマンダ・リアと、ガラの若いころ。
星沢さんも娘役にしては身長が高くて高いヒールを履きこなしてたからまゆぽんガラとうまくつながっていた。
「だってあなた、私が好きでしょ」とガラに言われるところが好きだなあ。

時計でありトランプであり

ナンバーズがいる。(生田作品かと思った)
衣装に数字入ってるのは、人の見分け苦手な人間には親切仕様である。

1から9まではそのままの役名、10はディエス・エレファントのみちちゃん。
11はジャック・ロブスターのすわっち。トランプの11=ジャックですね。
で、12はクイーン・ガラのまゆぽん。衣装のボタン部分が時計の針になってるのが面白い。

となると、13がキング・ダリ。時計にはない数字。そのあたりがシュール・レアリスム……?

さらに時計にはなくてトランプにはあるモチーフがジョーカー・ナルシスのかせきょー。ダリランドの住人だけどただの住人ではなくダリランドを混乱に呼び起こす感じだろうか。このあたり1回観ただけでは把握できなかった。

その他こまごまと

せおっち、老け芝居上手いな。

25分経過してようやくヒロイン登場。
まゆぽんきれいよー。
これまでもディナーショーなどでは『エリザベート』のシシィの歌などやってたけど、本気半分ネタ半分みたいな感じだったよね。(芸は本気ですが、どうしても)
ここにきて本ヒロインって本人もびっくりしただろうな。

おときみちゃんダンス上手いなぁ。ダンサーだからかすべての動きがきれい。

再生のたまご=チェンジボックス?

「ヒゲ生やせ、集えヒゲのもとに!」このヒゲの歌、何www

ヒゲの生えた太陽ってナニ?
えっと、ダリのことでいいのかな。

金髪の悪役は胡蝶くんかな?ヴィジュアルのセンスいいなぁ。

年上ヒロイン・ガラを受け止める主人公・ダリを演じたせおっち。
超絶バランス感覚の人だなぁ、という印象。

「この作品が皆様の記憶にこびりつく
Blu-rayにもこびりつく
ライブ配信の皆様にもこびりつく
gracias!」

でも最後のご挨拶ははじけてて「さすがダバババーンの人だぜ」と思ったのであった。

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