『CITY HUNTER』大劇場楽の退団ご挨拶・1

雪組

雪組宝塚大劇場公演『CITY HUNTER』『Fire Fever!』の千秋楽をライブ配信で見ました。
サヨナラショーはないけど、多くのジェンヌさんの退団ご挨拶があります。

退団者経歴とメッセージ紹介

まずは奏乃組長による退団者6名の経歴やメッセージ紹介です。

・望月

「小5の8月博多座での初観劇は忘れられない。
黒燕尾の群舞は胸が高鳴った。」という話を。

『ONCE~』新人公演のファット・モーを「大切なお役」と言っていたのも印象に残りました。

・汐聖
「幼いころから身近にあった宝塚。
身近すぎて入団するとは思わなかった」のだそうです。
彼女は出身が兵庫だし、芸名その他から元・星のケロさん関連の方なんだろうなって感じたことがあります。

『琥珀色の雨にぬれて』のジゴロ役で男役としての楽しさを感じた、という話もしておられました。

・星南

「母に連れられて初めて見たのは雪組公演。
雪組に縁があったのだと思う。」と。
そして雪娘になれたのは、ご本人にとってもファンにとっても縁ですね。

「星逢の子役・凛でお芝居の楽しさに目覚めた。
『ファントム』新公での従者は側転もありとても大変だったがいろんな学びがあった」という話もしていました。

・華蓮

「幼いころから踊ることが大好き、曲がかかれば踊り出す子供時代」だったと。
タカラジェンヌの、特にダンサーさんにはよくいますよね。
音楽もダンスもとても好きだから宝塚につながっていったのでしょう。

印象に残る舞台のなかには『fff』の黒炎もありました。

・橘

「2007年11月、宝塚大劇場の2階席で初観劇。
キャトルレーヴですみれの花咲く頃のCDと願書を買った」
すごいよね、初観劇の日に音校受験の願書を買うって。

思い出に残る舞台として『るろうに剣心』新公の武田観柳斎も挙げていました。
新公は見てないけど、 武田観柳斎はすごい弾ける役だから、なにかの契機になりそうだよね。 

「最後に、最初に観た『エル・アルコン』の斎藤先生の作品に出られてご縁を感じている」と。
話の持っていき方がうまいですよね。
あえて最初に初観劇作品を言わず、最後に作品名を出して「ああ……」と思わせる。うまい。

・沙月

まず、最初のほうで「研19」と学年が紹介されたんですよね。それに驚きました。
そうか、19年目か。だいもんと同期だもんな。
人生の半分以上を宝塚とともに過ごしてきた方なんだ。

「小さいころからダンスが大好きで、夢は大きな舞台で毎日踊ることでした。
『もっとできたはず、悔しい』という想いがあったから今まで続けられたのかもしれない」
大きな舞台で毎日踊るという夢は叶いましたね。
雪組の超ダンサー娘役として、センターを張ったりもして。

好きだった役は『ケイレブ・ハント』のアデル、『春雷』のサビーネなどを挙げていました。
大切な役は『凱旋門』のケイトなど。

大階段降りとお花渡し①

大劇場最後の階段降りは下級生から順に黒紋付きに緑の袴で。
下級生と言ってもそれなりの学年なので、みな大階段を降りられるのが嬉しい。
ただ、コロナ禍で舞台に立てない&舞台で姿を見られない時間が長かったから、どうしても学年より若く感じてしまうんですよね。

・もっちーのお花はひまわりがメイン。

「『千秋楽のその日まで私らしく』そう思える環境に感謝いたします」と。

・しおせくんは青と白のカサブランカでした。
目のさめるような青でまぶしい。

「幼いころから何度も通ったこの劇場に立っていることが夢のようです。
壁を乗り越えるたびに強くなれた。
どんなときも誰かが手を差し伸べ導いてくれたからこそ」

・リサは水色のカサブランカ、かすみ草、白バラやダリアかな? 丸っこいお花が使われていました。
水色が似合う。

「雪組生としてこの場所に立たせていただいたことが幸せでした。
皆さまのご健康と幸せを心から願っております」

晴れやかでさっぱりした雰囲気です。いかにも宝塚の娘役らしく妖精みたいなお顔ですが、中身はとてもさっぱりしたお嬢さんだそうで。
声もかわいかったです。

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