『CITY HUNTER』感想・1

雪組宝塚大劇場公演『CITY HUNTER』-盗まれたXYZ- 9月12日(日)11時と15時半の回を観てきました。
ムラ前楽とその1回前の回です。滑り込みセーーーーフ。
だいたい生観劇なら初日近くに観ることが多いので、公演終盤での観劇は新鮮っちゃ新鮮。

『シティーハンター』の原作は未読。
子どものときにアニメは見てましたが、ぼんやりと楽しんでたので槇村秀幸とか覚えてないです。
人物関係もうっすらとはわかるかな……くらいの記憶です。なんせ30年くらい前の話だし。

でも小さなときに見たアニメが宝塚化されるということで懐かしかったですよ。
リョウちゃん、こんなだったなーとか思って。
咲ちゃん演じるチャラさの感じがすごくよかった。動きやセリフの再現度なんかはさすがのタカラヅカ。

ただ、「Get Wild」と「STILL LOVE HER」はTM NETWORK宇都宮隆の声で覚えてるので、咲ちゃんの声、女性の音域で歌われるとどうも変な感じはしました。

あ、「Get Wild」の銀橋のときだったっけ、咲ちゃんがけしからん動きをしておられましたね。あれはモ……ならぬハッスルな表現でしょうか。スタイリッシュだけど動揺したぞ。

でも「ハッスル」と言い換えたのはなんだかんだ上手いよね。そもそも言い換えなきゃいけない作品を上演する意味はわからんけど。
(そしてそらちゃんが1作早く組替えしてたら『ハッスルメイツ』的に笑えそうだった)

・ひらめちゃんの香。ヒロインです。
男勝りでハンマーを打ち下ろすくらいの記憶しかなかったんですが、でもこんな女の子っぽい感じのキャラだったっけ?
香のセリフ自体は男言葉に近いのに、生粋の娘役・ひらめちゃんが演じるからか、妙に思春期の少女にみえたのだった。中学生くらいでさ、一人称が「僕」とか「俺」とかになってる子いたじゃん、あんな感じ。

リョウへのツッコミもタイミングよく、きちんと夫婦漫才していた。
元気がよくてわかりやすくて素直で一生懸命な子。
ひらめちゃんは回りをよく見てテンポよく話を進めていく。

けれど、ちょっと腑に落ちないのは、トップと2番手に想われるほどには香の魅力がよくわからなかったからだ。
リョウとのコンビはいい、盟友・槇村の妹でもあり、昔から知ってる仲だっていうのだから。

でもそこにミックが入るとよくわからない。
ミックがどこまで本気でアメリカに連れていきたいと思ってたかはともかく、少なくともかなり気に入ってはいたんだよね。
ミックが入れ込むほどの女に思えなかったのが辛い。
美樹(リサ)並みにめちゃくちゃ顔がいいとか、冴子(みちる)並みに色っぽいとかかっこいいとか、身を捨てて戦う姿にミックが心臓を撃ち抜かれたとか……そういうのがあったらよかったんだけど。

娘役じゃなくて、男役が女装して演じたらまた違った印象を受けただろうか……。

・あーさのミック・エンジェル、「誰?」なキャラクターですが、原作でも終わりのほうで登場したらしいですね。

大柄な咲ちゃん(日本人役)に小柄なあーさ(アメリカ人役)というのが、頭身バランス的に難しいよね。
そりゃアメリカ人(それもアングロサクソン系と思われる)より大柄な日本人だっているだろうけれど、どうしてもイメージってもんがあるので。

でも体格的なハンデを、演技や雰囲気でうまくカバーしてました。
リョウ同様チャラいのね。
めっちゃ似合う金髪で、微妙に使いどころを間違えたことわざとか言ってるのも可愛い。「ミッチャンきたおー」とか言ってるのも可愛い。

・槇村秀幸のあやなちゃん。開演早々にお亡くなりに……と思いきや、めっちゃ幽霊が出てくる(笑)。
ストーリーテラーだったり時代の補足説明をしたり大活躍である。

たまちゃんの『幽霊刑事』とは違って物を触って動かすことができるらしく、槇村が持って宙に浮いてる果物に周囲が驚く小芝居とかやってた。

あとけっこう話しかけてきたり……すごいよね。リョウも香も通じてるもんな。
死んでてもあんまり不自由なさそうな人だった。

ラストは恋人の冴子が槇村秀幸に気づいて感激しててよかったです。

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