CEL・小川理事長インタビュー

大阪ガスのCELエネルギー・文化研究所のサイトに宝塚歌劇団の現理事長・小川友次氏のインタビューが出てます。
コロナ禍での宝塚歌劇団の取り組みや、トップスター選定の基準などが6ページにわたって書かれていて、とても読み応えがあります。

時代を乗り越え紡ぐ「宝塚歌劇」の文化力/CEL【大阪ガス株式会社 エネルギー・文化研究所】 (og-cel.jp)

  ↑ ここに載っているのは抜粋記事。PDFをダウンロードすると全文が読めます。

宝塚歌劇団は、コロナ禍で全公演の中止を決定した際、公演スケジュールの調整など進めながら新たな試みも始めました。

かねて宝塚では下記のような方法で現地・劇場に行かなくても楽しめる仕組みは作られていました。

・タカラヅカ・スカイ・ステージでの放送
・楽天やU-NEXTなどでのオンデマンド放映
・映画館でのライブビューイング

自前の演目・楽曲・出演者・スタッフを持っているがゆえの強みです。
著作権処理とかもいくらかマシなはず。慣れてもいるだろうし。

それらに加えて、コロナ禍ではYouTubeでの動画配信、組を超えてのコラボレーションなど、いろんな取り組みがありましたよね。
スカステでのだいもんとこっちゃんのデュエットなんて、通常なら時間が取れないでしょう。
5組トップスターそろってのイベントなんて、例年のタカスペでもやってなかったし。(いつもどこかの組が外れる……東京公演やってる組ね)

こういう取り組みでスカステ加入者も増えたんじゃないかな。

ピンチをピンチに終わらせない強さを感じました。

より強固な対策をと、ガイドラインの練り直しに着手。これまでに行っていた体調管理をより徹底することに加え、自宅から通う生徒や家族と暮らすスタッフには家でも常時マスク着用を義務付けたうえ、食事も単独でとるように指導した。自主的な検査体制も整え、生徒や演出家、衣装部など生徒に近いスタッフは週ごとに、その他のスタッフも月ごと或いは公演ごとに、定期的なPCR検査を行い、少しでも体調が悪い者がいれば迅速抗原検査をも行っている。

コロナウィルス対策もこの徹底ぶりですよ!!

PCR検査のことや、生徒さんの外出に制限があることはなんとなく知ってましたが、家族と暮らす生徒やスタッフさんは自宅でもマスクとは。
しかも、家での食事も単独で。

めちゃくちゃ大変そうです……。
正直言って、厳しいですよね。これらの措置。
でも、陽性者が出て公演中止になったことがあるだけに、それよりは舞台への想いが勝つのかしら。
なにがなんでも公演をする、という強い気持ちが感じられます。

トップスターの選定についても興味深いことが語られています。

「トップスターは常に主役を担い、演目の決定も左右する、宝塚の看板です。それにふさわしい条件は、芸が優れているのは当たり前で、やはり人として優れていないといけません。肉体的な強さはもちろん、組を背負いまとめるリーダーシップも求められる。先年、退団した花組トップの明日海りおは、最後の日に『すべてをかけてきました』と言っていました。自分のすべてを投げ打ってでも、宝塚に打ち込める情熱がある人が、トップになれるのだと思います」

トップスターは人格者じゃないといけない、という話は聞いたことがあります。
組子がついてこれる人でないと務まらないと。

トップが情熱をかけて、人生をかけて宝塚の舞台に向かう姿に、下級生たちも「お客様のために」「この人のために」いい舞台を創ろうという気持ちになるのでしょう。

それでも、「トップスターの人事は間違えてはならない」と、甘さを捨て、厳しい目で見、時間をかけて悩み抜くのだという。そうして決断を下した後は、部屋にある一三翁の写真に語りかけるのだそうだ。「『これでいいでしょうか』と報告するんです。本音を言えば、一三翁のお考えを伺いたいのですよ」

トップスターも大変だけど、理事長も責任の重い仕事。
宝塚のトップスターを決めることは、ジェンヌさんだけでなくあらゆるスタッフさんたちの生活にも関わってくるのだろうし。

そりゃ、一三翁にお伺いを立てたくもなるよなぁ……。

小川理事長は今年3月末で宝塚歌劇団の理事長は退任し、梅田芸術劇場取締役会長、タカラヅカ・ライブ・ネクスト代表取締役社長に就任予定。
(次期劇団理事長は木場健之氏が4月1日から就任予定)
作品選定なども良く、コロナ禍という未曽有の大変な時期を乗り越えた方ですね。

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