『BIG FISH』感想・1

こっちゃん主演の星組東急シアターオーブ公演『BIG FISH(ビッグ・フィッシュ)』を観てきました。
6月7日(金)13時公演と、6月9日(日)11時公演の2回観劇しました。

シアターオーブに入るのは今回が初めてかな。(うろ覚え)
1階前方と3階中ほどの下手席で観たんですが、どちらも見やすかったです。
3階席はどの席にも目の前に手すりが設置されているようだったけれど、舞台にはかぶらず。
3階下手は1階客席もある程度見えて、舞台からは遠いものの客席降りのある公演でも楽しめそうです。

エドワード・ブルーム役のこっちゃん、少年時代と青年時代と老年期を演じるんだけど、演じ分けが上手いなぁ。
こっちゃんの早変わりがすごい。舞台上でシームレスに年齢を変える。
カツラなどはあるけど、大掛かりな変化は難しい。だから、声色、話すスピード、動きなどできちんとエドワード・ブルームの一生を見せる。

こっちゃんは少年ぽい外見だから若々しい役は似合うけれど、年齢を重ねた役も、今のキャリアならではなのでしょう。

エドワードが年を取って息子・ウィルから「攻撃されている」と感じる被害者意識の強さ、すごくわかる。
年を取るってそんなきれいごとばかりじゃないよね。
もちろん息子・ウィルの戸惑いも困惑もわかる。

元が海外ミュージカルだから、歌って歌って歌って……な作品。
こっちゃんのような人に歌われたら楽曲も幸せだろう。
7日金曜日は音楽・作詞を手掛けるアンドリュー・リッパ氏が観劇されていて、最後のご挨拶で紹介されていました。

エドワードの妻・サンドラのほのかちゃんも表情ははつらつとして若々しいんだけど、どことなく動きに年齢を感じさせてさすが。
でもエドワードの突拍子もないしでかしにも明るく笑っていて、こういう奥さんだからエドワードは幸せだったんだなと。
ラストの孫との「バーベキュー!」が可愛い。

カール役のあいみちゃん、やっぱめちゃくちゃ上手い役者だなぁ。歌ってもセリフも、表情だけでもどれもいい。
ピースするの可愛い。

閉じこもっていた少年がエドワードという親友を得て変わっていくんですね。
街の危機に「助けよう」と現れるところでは「大きくなって……!」となぜか親戚のおばちゃん状態になったわ。

エドワードが亡くなったときは竹馬を脱いだ姿で登場。
でもすごくソールの厚い靴を履いていて、元々の長身に厚底+ヒールで「巨人」でした。

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