『紅鬼物語』感想・1

劇団新感線の『紅鬼物語(あかおにものがたり)』5月25日(日)12:30の回を観てきました。
主演は宝塚の元花組トップスター、かれーちゃんこと柚香光さんです。

上演時間は休憩20分込みで3時間30分ちょうどです。た、宝塚より長い……!
だから18時公演を観るとウチの地元に帰れなくなるんですよ。
なので、泊まりがけでないとダブル観劇ができないという罠です。ああ、遠征民の辛さよ。

SkyシアターMBSについて

劇場はSkyシアターMBS。大阪駅すぐのKITTEの6階です。アクセスはものすごくいい。すぐに特急に乗れるので地方民には最高。

規模感としては2階席のあるシアター・ドラマシティを想像していただければ。
私は1階後方センター席で観たんですが、前列との段差がきっちりあって、ちゃんと千鳥配置になってるのでノーストレスでした。
そして3時間30分座ってても腰が痛くならない。素晴らしい。

途中休憩が20分しかないのが不安でしたが、トイレも宝塚大劇場みたいな一方通行方式でさくさく進んだ。

トイレも使いやすいし、KITTEには食べ物のお店もいろいろあるし、いい劇場だ。
また行きたいなぁ。というか、今後観たい舞台がSkyシアターだったら嬉しい。

初のリアル「新感線」

今回が初の「劇団☆新感線」でした。
新感線については今星組で上演中の『阿修羅城の瞳』しか知らないのですが、テイストがほぼ一緒……。
たぶん小柳センセイは原作のイメージをほぼそのままに宝塚版にしてたのね。

殺陣がすごくて、展開がスピーディーでエンターテイメントに振り切ってて、シリアスな場面にも思いっきりコメディをぶち込んでくる。
ここで笑いを入れるのか!!!!ってのは、星組『阿修羅城の瞳』の戦いのシーンでも思いましたが、『紅鬼物語』もでした。
ネタバレがどこまでOKなのかわからないのであまり具体的なことは書けないんですが、紅子が桃千代を……ってところとかさ。

開演前の音楽がメタルなのかな、そこから「いつもとは違うものを見ようとしている」感じがすごかったです。

退団後初の生かれーちゃんでした

さて、ご卒業後もいろいろとご活躍のかれーちゃんですが、なかなか観劇の機会に恵まれず、このたびようやく生で拝見することがかないました。
1年ぶりのかれーちゃん、変わらんな!!!!

凛々しさも、美しさも、人外らしさも健在。

宝塚を卒業するとどうしても「男役」的な殺陣なんてそう機会がないだろうと思うのですが、ええと、宝塚以上にこなしてましたね。
ていうか、女性の筋力(のはず)で、リアル男性俳優さん以上に動いてなかったか。どうなってんの、あれ。

紅子さんはたおやかにふだんは女性らしくいるのに、人の血を前にして目の色が変わるところはさすがでした。
一気に人外になる。

ベスティア、黒天使、トート(エリザ新人公演)、アラン(ポーの一族)などなど、あまたの役を思い出しました。
目の色が変わる演技では『二人だけの戦場』もですね。

かれーちゃん呼びについて

あ、そうそう。
昔どこかで(十中八九ついったーですが)「ファンはれいちゃんのことをカレー呼びしない」というのを読んで「……あ、はいすいません」としか言いようがなかったのですが、私が柚香光氏をかれーちゃん呼びしてるのは単なる昔からの名残です。
かれーちゃんが宝塚に入団して、写真からも伝わるスターオーラとあまりにもインパクトあるビジュアルに驚いたころからの一方的な呼び名を今さら切り替えできないというだけの話です。

なにをもって「ファン」とするか、「ファン」の範囲はどこからかという問題はありますが、FCに入ってないので「御贔屓様」ではないにせよふつうにファンです。はい。ご了承ください。

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