バロクロ東京楽を見たんだ

花組

配信、見ました

『元禄バロックロック』『The Fascination(ザ ファシネイション)!』東京楽、おめでとうございました。
無事に有観客(っていう言葉もコロナ禍ならではですよね……)で千秋楽を迎えられてよかった。
私も家でライブ配信を見ました。
姉と見てたんですが、配信のお供にサラダを出しては「そのへんの草」とか言って通じるのがいいですよね。

バロクロはムラで観て以来なので3ヶ月ぶりくらいか。
あの大好きな世界を、遠く離れていてもリアルタイムで味わえるのは幸せでした。

退団のお花渡しのことなど

なお、今回はこまごまとしたメモは取っていません(のでご挨拶などの詳細は完全に忘れた)。
退団者がみな上級生で、ご挨拶も立派でした。
上級生にもなると組内に同期が残っていないこともあり、その場合は卒業生が「同期生からのお花」を渡しにやってきます。
東京だしコロナ禍だしで現役生は来づらいのもあるでしょうね。
96期(ゆーなみ)では元雪組トップ娘役のゆうみちゃんが、92期(ゆめ様)では元花組のタソがやってきました。
タソったら、記憶よりさらに丸くなって……。

「まだ言ってんの?」と思われることを承知で書きます。
96期生に関しては私はいまだに音校時代の事件を忘れていないので、ゆーなみがきちんと拍手されて見送られることに「すごいなぁ」と隔世の感をおぼえます。
元雪の夢華さんとか客席からの扱いすごかったからな……。
路線男役の彩彩に挟まれて銀橋を渡っても静かだったあの冷え冷えとした空気は忘れられない。(千秋楽だけは拍手があって彩彩が涙ぐんでいたと聞いた覚えが)
10年経つとさすがに違う。

ご挨拶と組子からのサプライズ

千秋楽には組長さん(さおたさん)やトップのかれーちゃんからのご挨拶もあります。
花組は休演期間があったこともあり、さおたさんからは謝罪のお言葉が。
休演は仕方ないですよ、こんなときだもの。チケットがなくなった方にはお気の毒すぎましたが……。

かれーちゃんのご挨拶でも「明日からしばらく宝塚はお休みに入ります」みたいなことを言われていました。
そう、宙の大劇場ネバセイも、星のせおっちバウも、星の御園座王家も公演が中止になってるから。
年末以外で、タカラヅカがどこでも上演されてないってほんと珍しいことだもんなぁ……。
各組トップさんの名前を挙げてファンへの想いを語るかれーちゃんの言葉にじんわりきました。
かれーちゃんの話す言葉はとても美しくて好き。

かと思うといたずらっ子な男子みたいなところもあって。
さおたさんをセンターに呼んだときなんかそうですよね。
花組ポーズの音頭を取ってもらうためにさおたさんをお呼びし、そしてがにまた気味に脚を開いて定位置に戻ろうとするさおたさんをつかんで引き留める。
そしてさおたさんへ組子全員から感謝を述べるサプライズを。

さおたさん、泣いてましたね。(そりゃ泣くわ)

さおたさんはセンターに行くときにとても小さくなって組子の前を横切ったり、「0番(センター)に立ち慣れてないから早く戻りたい」的なことを言われたり……。
「組長」という堂々たるポジションからは想像しづらいような可憐なお方でした。

組長の大任、お疲れさまでした。

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