『元禄バロックロック』感想・1

花組公演感想,花組

花組大劇場公演『元禄バロックロック』『The Fascination(ザ ファシネイション)!』-花組誕生100周年 そして未来へ- を観てきました。
まずは11月13日(土)11時公演。

「三井住友VISAカード シアター」と冠公演だからか、衣装が豪華!
セットやカツラと合わせて素敵な世界観になってます。

ただでさえビジュアル最強なかれーちゃんにあの世界観と衣装はどハマりしますわ~~~~~。
手を合わせて拝みたいですね。
ああもう美しくかっこよかった。

クロノスケのちょっと女にだらしないところも可愛い。
でもなんだかんだ真面目なところがいいのよ。
忠義の心を失わず……ということは命を落とす流れになっちゃうんですが、そういう気持ちがあるからこそこちらもクロノスケを愛せるのだ。

花組新トップ娘役のまどか。大劇場お披露目です。
れい華だと少女マンガだけど、れいまどだと少年マンガなんだな。作品のせいかもしれんけど。
セリフも聞きやすく、かれーちゃんともいいコンビぶりです。

公演解説で「爛れた愛を紡いでいく」と書かれているクロノスケとキラ。
そこまで爛れた感はなかったですね。

むしろ、どこまで爛れてるんじゃあああああああ!!となったのはマイティーのコウズケノスケ。
くのいちの美咲ちゃん(ツバキ)とあわちゃん(カエデ)をはべらせて、膝枕させての登場はほんっとエロかった。最高です。

タクミノカミのほのかちゃんは基本幽霊なんだけど(『CITY HUNTER』のあやな槇村みたいなもん)、ある種の母性というか、包容力が感じられてよかったですね。
だからクロノスケやクラノスケ(ひとこ)たち四十七士に愛されて、皆が討ち入りを決意してしまうのだろうと。
彼らを見守る視線の温かさに、主君としての大きさを感じました。

配役が出たときどうなるのさ!?と思ったツナヨシの音くりちゃん。
今さら少年役?と思いきや、こりゃー音くりちゃんの役ですわ!!という役と演技でしたね。
ピュアな少年ぶりと横暴なところもある絶対君主ぶりを声色、視線、動きなどで切り替えてくる。さすがです。かつては怪演ぎみだったのが経験とともに快演になった音くりちゃんならでは。

話の大風呂敷のたたみ方はやや強引だけど、大団円に収まり楽しい気分で終われるのはいいよね。

8