咲ちゃんサヨナラショー・3

ライブ配信で見た、雪組宝塚大劇場公演『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』の千秋楽のサヨナラショーの感想の続き。
8月11日(日)13:00開演でした。

『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』人生の主

咲ちゃんの銀橋ソロ。
『ボイルド~』好きだったなぁ。咲ちゃんでいちばん好きな役かもしれない。

「思い通りにはいかない夜を超え」
「今日のこの日まで僕を導き連れてきたものは運命じゃない自分自身だ」
「ついにこのときが来た」
「全て決める」
「僕が自分の人生の主だから」

「夢に描いた未来もすべてこの手の中に」
「僕は僕の人生の主だから」

緑のペンライトの海が美しい。

歌詞に、咲ちゃんの人生を重ねてしまう。
宝塚へ進んだのも、トップスターへの道を歩んだのも、そして卒業も、すべてが咲ちゃんの選択によるものと思えれば、さみしい別れも少しは癒されるかもしれない。

『FROZEN HOLIDAY』SNOW FLOWER WILL BLOOM

咲ちゃんのソロから少人数ずつ組子が登場しての全員での総踊り。
途中で夢白ちゃんやあーさの歌も入ります。
花道まで1列になった組子に見送られるトップスターの図は愛にあふれた空間。

『蒼穹の昴』宿命の星

衣装は前場と同じだけど、すぐに文秀と春児になる2人。
「昴ってどの星?」と問いかけるあーさと答える咲ちゃんの指さす先には星空のまたたく天井があった。
さすが宝塚大劇場。
背後の大階段も星がまたたくようなライティングがなされている。

ふたりは本舞台から銀橋へと歩き、雪の大きな指輪をした右手であーさの肩に手をやり、引継ぎの美しい姿が見られた。

そういや、ここまで全部咲ちゃんがトップ就任後の作品からの選曲なのね。なにげに珍しい。
サヨナラショーに出演する雪組生への配慮かしら。
トップ以前のものはコンサート『ABM』でもやったし、ディナーショーもあるものね。

『ベルサイユのばら』オマージュ

ロングドレスの娘役が蠟燭を掲げて登場。
スカートのすそを揺らして美しく踊る。

大階段を斜めにけぶるような光が走り(このライティングがまた神がかっている)、黒燕尾の男役が揃って降りる。
羽山紀代美先生の振付ですね。
私にとってはヅカファンになりたてのころDVDで何度も見た、羽山先生のダンシングリサイタルの名シーンです。

黒燕尾の揃い方が美しくて、雪組だなぁと思う。
水さん時代を思い出しました。
(同期のハマコ先生がめちゃくちゃ指導してたという)

カゲソロは不明だけどありすちゃんだといいなあ。
とても美しい声でした。


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